中日・草加勝投手がバンテリンドームでの初登板、無失点の好投を見せる

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

中日・草加勝投手、バンテリンドームでの初登板に挑む

ウエスタン・リーグの試合、バンテリンドームで行われた中日対阪神戦において、23歳の中日ドラゴンズ・草加勝投手が本拠地マウンドに初登板しました

草加投手は、昨年の春に受けた右肘内側側副靱帯再建術、通称トミー・ジョン手術を経ての復帰を果たし、今季2年目で迎えたこの試合は特別なものとなりました

投球とパフォーマンス

この日の草加投手は、6回から登板し、55球を投じて4安打無失点の好投を見せました

トミー・ジョン手術とは、肘の内側にある靱帯を再建する手術であり、多くの投手がこの手術を受けて復帰を果たしています

草加投手は、試合後「1軍の球場で投げさせてもらえるのはありがたい経験だが、今の自分では技術が足りない」と悔しさを滲ませていました

課題と展望

初めてのバンテリンドームでの投球では、マウンドの高さや傾斜の違いから制球に苦しんだ草加投手

しかし、7回にはピンチを迎えつつも、内角直球で併殺を奪うなど、苦しい場面でも無失点を維持しました

この試合での最速は148キロとなり、カーブやツーシームなどの多彩な球種で打者を翻弄しました

育成方針と目標

落合英二2軍監督は、「今日の登板自体が意味のあるものだ」とし、草加投手の先発ローテーションに戻し、イニング数や球数を増やす方針を示しました

「今年中には1軍に送り出したい」との目標も掲げています

1軍デビューに向けて
草加投手自身は、「本拠地のマウンドに合わせるためにも、5回以上投げることをクリアしたい

今年中に1軍から声がかかるような結果を残さなければならない」と強い意志を示しました

草加投手のバンテリンドームでの初登板は、大きな一歩を踏み出したことを示しています。特にトミー・ジョン手術からの回復を経て、この試合で無失点に抑えたことは彼にとって自信となるでしょう。今後の成長に期待が寄せられます。
キーワード解説

  • トミー・ジョン手術とは?手肘の内側の靱帯を再建する手術で、投手の復帰において多く行われています。
  • 制球とは?投手が自分の投げたボールを想定した場所に正確に投げる技術のことを指します。
  • イニングとは?野球の試合における攻撃と守備の交代を一回ずつ行う単位で、通常は9回行われます。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。