日本ハム・加藤、逆転サヨナラ3ラン浴びて苦杯をなめる

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◇パ・リーグ 日本ハム2―4オリックス(2025年8月1日 京セラD) 長い一日は、まさかの展開で締めくくられた

完封目前だった9回、北海道日本ハムファイターズの加藤貴(左腕)が、オリックス・頓宮に逆転のサヨナラ3ランを打たれた

暴風圏内から一転、よもやの幕切れに新庄剛志監督も、苦笑いを浮かべるしかなかった

試合は2―0のまま進行していたが、9回の立ち上がり、先頭の宗範(しゅうはん)とディアスの連打で無死一、二塁の場面を迎える

続く杉本が左前適時打を放ち、1点差に詰め寄った

続いて西野が犠打を挟み、1死二、三塁から迎えたのが頓宮であった

頓宮は加藤の投げたボールを捉え、劇的な一発を放った

この打撃は、加藤の8回までの素晴らしいピッチングが一瞬で崩れ去る瞬間でもあった

新庄監督は試合後、「まあ、今日いろいろトラブルがありましたからね

こういう日でも勝てるチームではありたかったですが」と振り返り、悔しさを露わにした

実はこの試合の前日、日本ハムは移動トラブルに見舞われていた

搭乗予定だった伊丹直行便が4時間20分もの遅れを発表したため、選手たちは羽田経由で移動を余儀なくされた

新庄監督はインスタグラムを通じて、スタメン発表を行い、「練習する時間がないので、空港で体動かしといて」と指示を飛ばした

試合の kickoff(開始)は16分遅れで、これはオリックスが2014年に見舞われた飛行機遅延によるものを除けば、11年ぶりの出来事であった

そして、当日の試合は結果としても、日本ハムにとっては苦しい内容となった

首位のソフトバンクとの差は、1ゲーム差となり、今後の試合への厳しいプレッシャーがかかることとなった

試合終了後、加藤は「全部打たれているのは甘いので…

しっかりと反省して頑張ります」と悔しい表情で語った

試合の振り返り

時間 出来事
9:51 搭乗予定の伊丹直行便が4時間20分遅れ

12:00 本隊が新千歳から羽田へ出発

14:30 新庄監督がインスタでスタメンを発表

17:10 試合開始を15分遅らせると場内放送

20:46 サヨナラ被弾で試合終了

今回の試合は日本ハムにとって不運な結果となった。特に、飛行機遅延や準備不足などチーム環境が影響し、選手が本来のパフォーマンスを発揮できなかったと思われる。加藤選手のピッチング自体も良好だっただけに、最後の瞬間の失点はとても悔やまれる。今後、チームがどう立て直していくのかが注目される。
キーワード解説

  • サヨナラ3ランとは? 試合の最後に同点または逆転となる3点の本塁打のことを指します。これにより、チームの勝利が決まります。
  • 完封とは? 試合で、相手チームが1点も得点を取れないことを意味します。投手が相手打線を完全に抑えた状態を指します。
  • ディアスとは? 打者の一人で、今日の試合でもヒットを放って得点につながるプレーをしました。
  • インスタグラムとは? SNSの一種で、監督が試合のスタメンを発表するために使用しました。

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