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ロッテ・種市篤暉、完投勝利を挙げた2023シーズンの軌跡

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ロッテ・種市篤暉投手が2023年シーズンを通じて飛躍的な成長を遂げた

年初には「170回、180回投げたい」と語っていたものの、シーズンを終えてもその目標には届かなかった

しかし、規定投球回に到達したことで自身初の充実したシーズンとなった

二桁勝利と規定投球回への到達

昨季、種市は自己最多となる10勝を挙げ、奪三振数はリーグ2位の157を記録した

しかし、136回2/3の投球回数は規定投球回にわずかに届かず終わった

昨年のオフには「ウエイトの量が減って筋量を維持するのが難しかった」と語りつつ、自主練習に励んだ

春季キャンプでの腕を磨き

2月の石垣島春季キャンプでは、自己の投球フォームの見直しを行い、効果的なトレーニングで体力と技術の向上を目指した

特に変化球の投げ方について改善を図り、シーズン開幕に備えた

侍ジャパンでの経験

3月には「カーネクスト 侍ジャパンシリーズ2024」に選出され、国際試合の舞台で貴重な経験を積んだ

これにより、技術的な向上だけでなく、メンタル面の成長も実現し、シーズンにプラスの影響を与えた

オープン戦からの好調を維持
オープン戦でも目覚ましいパフォーマンスを見せ、無失点を維持した結果、チームへと戻った後もその良い流れを持ち続けた

実戦でのパフォーマンス

2023年の初登板となった3月30日の日本ハム戦では、最速154キロを記録し、圧倒的な成績を収めた

試合中、強いボールを投げる感覚を持ち、ピンチにも冷静に対処する姿が印象的だった

続く試合でも自己の成長を実感し、新たな投球スタイルを追求していった

交流戦以降のさらなる進化

交流戦が始まると、種市のストレートは力強さを増し、試合ごとに進化が見えた

8月にはさらに安定したピッチングを見せ、完封勝利を挙げる場面もあった

シーズン終盤の復帰

9月には右足内転筋を痛めたが、すぐさま治療を受け、復帰戦で無失点を達成

規定投球回にも到達し、自身の成長を喜んでいる様子が伺えた

彼は追求心を忘れず、次のシーズンに向けた準備も整えている

種市選手の2023年シーズンは、成長と挑戦の連続であった

来季はさらに飛躍することが期待される

種市選手の成長を追った2023年は、彼にとって意味深い年となった。苦難や挑戦を経ながらも、規定投球回に到達し、チームへの貢献を果たしたその姿に多くのファンが感動したことでしょう。来シーズンもさらなる活躍が期待されます。
キーワード解説

  • 自主トレとは?:プロ野球選手がシーズンオフに個人的に身体を鍛えたり技術を磨いたりする訓練方法のこと。
  • 規定投球回とは?:プロ野球において、投手がシーズン中に一定の投球回数(通常160回)を達成しなければ、公式な成績として認められない基準のこと。

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