KTウィズはロハス・ジュニア選手との6シーズンにわたる関係を経て、この決断に至った
ロハス・ジュニア選手の成績と背景
ロハス・ジュニア選手は20年シーズンにKBOリーグで本塁打王となっており、その際には打率.349、47本塁打、135打点という驚異的な成績を残した昨シーズンは144試合に出場し、打率.329、32本塁打、112打点を記録した
しかし、2025年シーズンは打撃成績が低迷し、契約解除に至る要因となった
成績と期待の乖離
シーズン中の8月2日時点において、ロハス・ジュニアは打率.239、14本塁打、43打点、出塁率や長打率を合わせたOPS(出塁率+長打率)が.759という不振に陥っていたKTウィズは主軸打者としての役割を期待していたが、その期待に応えられなかった
新たに加入したスティーブンソン選手
ロハス・ジュニア選手に代わって、KTウィズは昨シーズン日本ハムでプレーしていたアンドリュー・スティーブンソン外野手(31)を獲得した年俸20万ドル(約2900万円)で契約し、期待を寄せている
スティーブンソン選手は強い打球を放つ中長距離型打者と評価され、守備でも外野全ポジションを安定してこなせる能力がある
球団の投資と失敗の経緯
KTウィズとの契約解除を受け、地元メディア「スポーツ朝鮮」は「ロハス・ジュニアを信じていたからこそ、より痛手となる投資の失敗」があったと報じている球団がロハス・ジュニアに大きく賭けていた影響も大きく、失敗の背景には選手への期待があった
メル・ロハス・ジュニア選手の契約解除は、KTウィズにとって非常に苦渋の決断だったようです。選手への期待が高かっただけに、その結果は逆に痛手となり、チームにとっての教訓として残ることでしょう。このような状況は、選手のパフォーマンスと期待の行き違いがもたらしているケースかもしれません。
キーワード解説
- KTウィズとは?韓国プロ野球(KBO)に所属する野球チームで、国内での競争力を高めるために外国人選手を積極的に採用している。
- OPSとは?出塁率(OBP)と長打率(SLG)を足した数値で、選手の攻撃力を示す指標として使用されている。
- 本塁打王とは?野球において、シーズンで最も多くの本塁打を打った選手に贈られるタイトルで、各リーグで競われる。

