中日井上一樹監督が語る!セ・リーグにおける指名打者制度の導入について

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中日ドラゴンズの井上一樹監督は、2025年シーズンからセ・リーグにも導入される「指名打者(DH)制度」について自身の見解を示した

日刊スポーツの取材に応じ、賛成の意向を表明した理由や自身の経験から導き出された考察を語った

指名打者制度に賛成の理由

井上監督は、「結論から言えば60%、70%賛成」と述べ、指名打者制度を採用することで戦術的な采配が容易になると説明した

具体的には、セ・リーグでは投手の打順が次の回に回ってくるため、交代時にさまざまな判断が必要になる

この制度により、攻撃の幅が広がると指摘している

采配の変化

「DH制度が導入されることで、野手が1人追加で出場できるメリットがある」と井上監督は続けた

ただし、これに伴い代打の選択肢が減少するため、試合の醍醐味が薄れる可能性もあることに懸念を示した

特に中日チームは攻撃力が課題とされているため、DH制度によって攻撃的なプレースタイルが実現できるのではないかと期待を寄せている

投手への負担軽減

また、監督は自身の現役時代を振り返り、「DHがあれば試合に出場できたのに」との思いがあったことを明かし、現役選手の中にもDH制度を歓迎する意見が多いと推測した

投手の負担を軽減できることもこの制度の大きな利点とされ、先発投手が長いイニングを投げられる可能性が高まる

交流戦での采配経験
井上監督は今年初めて1軍監督として交流戦でパ・リーグの本拠地でDH制を適用した

その結果、パ・リーグの投手陣が完投数が多く、投手の疲労が軽減されていることにも注目している

これにより、選手のパフォーマンス向上につながることが期待される

中日の井上一樹監督が指名打者制度に賛成する意見は、采配の容易さや攻撃力の向上に貢献する可能性がある点で説得力があります。投手の負担軽減とともに、戦術がより多様化することで、試合の面白さが増すことが期待されます。
キーワード解説

  • 指名打者(DH)とは?:指名打者制度は、投手が打席に立つ代わりに特定の選手が打撃を担当する制度で、主に選手の負担を軽減する目的で導入される。
  • 采配とは?:采配は、試合中の選手の起用や戦略の指示を行う監督の能力を指し、実際のプレーに大きく影響を与える重要な要素。
  • 攻撃力とは?:攻撃力は、チームが得点を重ねるための能力を意味し、選手の打撃や走塁、戦略によって決まる。
  • 投手の負担とは?:投手の負担は、試合中に投手が投げる球数や保持するスタミナに関連しており、長時間の投球が選手の体に与える影響を示す。

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