上田選手は、7月17日のソフトバンク戦では同点に追いつかれた場面で無死一塁から打席に立ち、思い切り振ったボールがライトポール際に飛び込んだものの、試合が降雨コールドとなったため得点が認められず、この打撃は“幻の本塁打”となってしまった
しかし、8月2日の西武戦でついに本塁打を達成
4回一死一塁の場面、與座海人が投じた131キロのストレートを捉え、ライトスタンドに飛び込む第1号2ランを記録
この一打に対し、上田選手は「高めは気を付けて、低めを打とうと思っていました
打った瞬間は入ると思わなかったが、歓声で入ったのがわかりました」と喜びを語った
上田選手は今年でプロ2年目を迎え、開幕戦に『8番・サード』でスタメン出場
その後4月11日のソフトバンク戦で安打を放ったものの、以降は16打席安打がなく、4月24日に一軍登録が抹消されてしまった
抹消後は、二軍で様々な打撃フォームを試し、自らの課題に取り組んできた
多様なバッティングフォームを模索したのは、サブロー氏の助言を受けてから
手を使いすぎているという指摘を受け、バットを寝かしたり持ち方を変えたりして、タイミングを取ることを試みた
また、白木や黒茶のバットなど、振りやすいものを使用するようにしている
昇格前には楽天二軍戦で好成績を収め、再昇格後はソフトバンク戦で二塁打を放った
上田選手は「結果が出ているので悪くはないと思うが、常に元のフォームに戻す修正を意識している」と話し、バッティングでの貢献を目指している
厳しいチーム状況の中でも若手選手たちは成長し、前向きに競争を挑んでいる
上田選手のプロ初本塁打達成は、彼の努力と成長を象徴する瞬間です。厳しいチーム状況によって若手選手に与えられるチャンスは限られる中、上田選手がこの結果を手に入れたことは、他の選手にも大きな刺激となるでしょう。今後の活躍にも期待が高まります。
キーワード解説
- プロ初本塁打とは?プロ選手が初めて本塁打を打つことを指します。特に若手選手にとっては大きな節目となる出来事です。
- 降雨コールドとは?試合が雨のために中止され、続行できない場合に適用されるルール。得点が認められないケースがあるため重要です。
- 打撃フォームとは?選手がバットを持ち、ボールを打つ姿勢や動作のこと。適切なフォームは安定した打撃につながります。
- バッティングの貢献とは?試合において安打を打つことや、本塁打などの得点に繋がるプレーを指します。チームの勝利に大きく影響します。

