中日ドラゴンズの関連記事

チェン・ウェイン、MLB史上最悪のFA契約に名を連ねる

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
米メディア「ファンサイデッド」は30日(日本時間31日)、メジャーリーグベースボール(MLB)各球団の「史上最悪のFA契約」を特集する中で、元中日ドラゴンズの投手であるチェン・ウェイン選手(39歳)の名前を挙げました

故障に悩まされ、期待に応えられなかった結果が影響しています

チェン・ウェインの経歴

台湾出身のチェンは、2003年末に大学生として中日ドラゴンズに入団しました

日本のプロ野球でのキャリア初期は順調で、2009年には最優秀防御率のタイトルを獲得するなど、その実力を証明しました

特に、リーグ屈指の左腕として注目され、2012年にはボルチモア・オリオールズでメジャーデビュー

マーリンズへの移籍とその後

2015年オフには、FA(フリーエージェント)としてマイアミ・マーリンズに合意し、球団史上最高額の5年総額8000万ドル(約94億円)という契約を結びました

しかし、新天地では故障が相次ぎ、4年間でわずか13勝(19敗)しか挙げられず、2019年オフには契約が残っていたにもかかわらず解雇される事態となりました

マーリンズの決断

報じられたところによると、チームはチェンが保持していた出場枠を手放すことを決定

これによりマーリンズは、彼に2200万ドル(約18億8000万円)の年俸を支払わなければならない状況が生まれました

日本球界とその後の影響
マーリンズ解雇後、チェンはマリナーズとマイナー契約を結びましたが、2020年シーズン途中で自由契約となり、同年9月には千葉ロッテマリーンズと契約してNPB(日本プロ野球)に復帰

しかし、登板4試合で1勝(3敗)を挙げるに留まり、オフには阪神タイガースに移籍

2021年は2試合の登板にとどまり、2022年には退団しました

今季は北米独立リーグでプレーし、17試合に先発して5勝5敗、防御率6.37という成績を収めていますが、波乱のキャリアを続けています

チェン・ウェイン選手のキャリアには華やかな部分もあったものの、マーリンズでの契約は彼の名声とは裏腹に悲劇的な結果となりました。故障によるパフォーマンスの低下は、選手生命に暗い影を落としていることがわかります。
キーワード解説

  • マーリンズとは?:マイアミ・マーリンズは、アメリカのメジャーリーグベースボールに所属するプロ野球チームで、フロリダ州マイアミを本拠地としています。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。