中日・柳裕也投手が圧巻の投球術を披露、阪神戦での活躍が光る

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◇6日 中日2―3阪神(バンテリン) 122球の熱投をみせた

1点リードで迎えた7回、先発の柳裕也投手は話題の人となった

投球数が100球を超えた状況で、代打ヘルナンデスとの対戦を迎えた

打席に立ったヘルナンデスを空振り三振に仕留め、柳は右拳を握り締めて雄たけびを上げた

柳投手は試合後、「いろいろ自分で考えながらいい投球ができた

石伊がいいリードをしてくれて、それに応えられた結果だと思います」と語った

柳投手は、3回に近本選手の左前適時打で同点に追い付かれたが、その後はスコアボードに0を並べ続けた

試合の最大の山場は6回に訪れた

柳は近本選手と中野選手の連打に続き、森下選手に四球を与えて1死満塁のピンチを迎えた

しかし、柳はこのピンチを見事に切り抜けた

佐藤輝選手には内角のカットボールで遊飛に仕留め、続く大山選手を三ゴロに打ち取った

この試合での柳投手の間合いの使い方、特に大山選手に対する戦略的な投球には注目が集まった

彼は2回1死で迎えた大山選手との対戦で、普段とは異なる一塁側のプレートを踏んで投げた

通常通りの位置ではなく、プレートの踏み方を変更することで、バッターに対して意表を突くことを狙った

彼は試合前のブルペンでこのアイディアを試し、実際にこの戦略を試みた結果、大山選手は3打数無安打に抑えられた

プロ野球選手の間では、バッターごとに投球方法を変えることが効果的ですが、試合中にこのような奇策を実行に移す柳選手の柔軟な判断力と、準備の重要性が示された試合であった

今回の試合での中日・柳投手のパフォーマンスは、単に技術的な面だけでなく、戦略的なアプローチが光った。試合中にバッターごとに投球方法を変えるというのは、相手の研究を重ねた結果だろう。一流の選手は、プレイの中で柔軟に対応する力を持つことが求められる。それを証明する良い事例であった。
キーワード解説

  • 投球術とは?:投球術は、投手が打者をアウトにするために使うさまざまな技術や戦略のことを指します。投球の際に、ボールの投げ方や配球の工夫を駆使し、打者を抑え込む能力が求められます。
  • 内角のカットボールとは?:内角のカットボールは、バッターの体に近づいてくるように投げられるボールで、直球に似ていますが、わずかに横に切れる動きをします。これにより、バッターのタイミングを外すことが目的です。

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