広島カープ、打順の固定で攻撃力向上!新井監督の育成と勝利の両立を目指す

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 広島東洋カープは、8月6日に行われた横浜DeNAベイスターズとの試合で8-5と勝利し、クライマックスシリーズ(CS)進出圏内である3位とのゲーム差を3に縮めました

専門用語の「クライマックスシリーズ」は、セ・リーグとパ・リーグの各1位と2位が進出するポストシーズンのことを指します

攻撃陣の好調さが光る

 この日は、苦手としていた相手の先発投手、東克樹に対して、赤ヘル打線が積極的に攻撃を展開

エレフリス・モンテロ選手と末包昇大選手がそれぞれ2ランホームランを放つなど、5回までに10安打6得点を記録しました

最終的には13安打8得点という結果で、相手を圧倒しました

打順に見られる変化

 今季の広島の打線は、再び固定された打順が奏功しています

特に、2番にはファビアン選手、3番には小園選手を配置し、その後に末包選手、坂倉選手、モンテロ選手が続く形で、6試合連続で同じ打順を維持しています

これは、6月に成功を収めた打順を再実践する形です

経験からの学び

 しかし、7月にはファビアン選手を4番に置いたことで打線が振るわず、23試合で47得点と大失速

これを受けて7月31日の試合から再度2番に配置したところ、以後6試合で24得点を記録し復調を見せました

この経験から、監督とコーチ陣は打順の重要性を改めて認識しています

育成と勝利の両立
 新井貴浩監督は、勝利のみならず将来を見据えた若手選手の起用を推進しています

先日まで主力として活躍していた秋山選手や菊池選手のポジションには、若手選手を積極的に起用しているからです

そのため、現在の固定打順は安定感を持たせつつ、選手育成も図る絶妙なバランスを保っています

 新井監督は、今後もこのマネジメントを維持し、打線が安定することを期待しています

こうした取り組みが、ポジティブな変化をもたらすことは間違いないでしょう

広島の打順固定が功を奏し、攻撃力が向上している様子が印象的です。新井監督の戦略が若手選手の育成にもつながることが楽しみです。打線の安定が今後の試合にどのように影響するのか、注目していきたいと思います。
キーワード解説

  • クライマックスシリーズとは?:プロ野球のポストシーズンで、各リーグの上位チームが頂点を目指す試合のこと。

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