上林選手は、昨季46試合出場で打率1割9分1厘、1本塁打、3打点という成績を残し、故障に苦しむ中で出場機会が減少
特に過去数年は、怪我による長期離脱が影響し、戦力外通告を受ける苦境に立たされた
新たなスタート
そんな中、上林選手は昨年11月に行われた「NPB AWARDS」に出席6月26日の阪神2軍戦でのサイクル安打達成が手にしたトロフィーを誇示したが、心中は複雑な思いがあった
彼は「光栄だけど、(1軍の授賞式である)午後の部で表彰されたいよね」と語り、来季はカムバック賞を目指す強い意欲を見せた
ホークスでの経験
上林選手は福岡ソフトバンクホークス時代に多くの成功を収めてきた15年には20歳で満塁本塁打を達成し、ウエスタン・リーグでは首位打者や盗塁王にも輝いた
17年には日本代表としてアジアチャンピオンシップにも出場するなど、主力選手として多くの栄誉を手にした
新たなコーチとの出会い
今季から、ソフトバンク時代の先輩である松中信彦氏が打撃統括コーチに就任したことが、大きなプラス要素となりそうだ上林選手は「引き出しがたくさんあると思うので、聞きたい」と期待を寄せ、マンツーマン指導を受けて復活への道を模索している
新しいシーズンへの決意
新監督の井上一樹氏のもと「明るく元気に」をモットーにしながら、上林選手は「少しでも殻を破っていきたい」とニヤリ道具も新しくすることで新たな気持ちで臨もうとし、「来年は絶対、チームの力になりたい」と強い決意を示した
上林誠知選手のプロ野球人生は厳しさに満ちており、今回の新天地での再生への努力は感動的です。新たな指導者との出会いが彼の活躍を支えてくれることを願います。
キーワード解説
- カムバック賞とは?:けがや病気、長期の不調などから復活した選手に授与される連盟特別表彰のこと。プロ選手にとって、苦しい時期を乗り越えたことの証でもある。