中日ドラフト1位・金丸夢斗、初勝利を挙げる

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<中日8-3阪神>◇7日◇バンテリンドーム 中日のドラフト1位の金丸夢斗投手(22)が、8回3失点でプロ初勝利を挙げた

これが金丸にとって10度目の先発となり、この試合が彼にとって阪神打線との初対戦であった

金丸は2回に中川選手、4回には佐藤輝選手にソロホームランを浴びるも、直球を中心とした投球で攻めの姿勢を貫き、見事に勝利を手に入れた

金丸投手は関西大学出身で、大学時代に「負けることに慣れるな

慣れても悔しさだけは忘れるな」という言葉を恩師である元阪急の山口高志氏から受け取り、プロ生活の厳しさを乗り越えてきた

この助言は、デビュー戦での敗北後に金丸に届き、彼にとって心の支えとなった

デビュー戦では6回を投げて2失点したものの、味方の攻撃がなかなか援護できない状況が続き、奮闘の毎日が続いた

山口氏との間には長い信頼関係があり、金丸が神港橘高時代からの縁で関西大学に進学した際にも支えてきた

金丸に推奨された珍しい投球フォームである「ワインドアップ」は、実は山口氏の指導から始まった

こうした経緯もあり、金丸は山口氏のことを「神様」と呼ぶが、山口氏は「そう呼ばれることには照れてしまう」と笑いを交える

金丸は「山口さんの『負け慣れるな』という言葉をしっかり心に留めています」と感謝の意を示し、今後のさらなる成長に期待を持たせている

【石橋隆雄】金丸夢斗投手の初勝利は、彼がこれまで経験してきた試練や恩師からの教えの成果だと感じます。金丸選手のパフォーマンスは、メンタル面での強さも影響しているのでしょう。彼の成長が今後も期待されます。
キーワード解説

  • 直球とは?:投球において投手が最も基本的に投げる球種であり、高速でストレートに投げることを指します。
  • ソロホームランとは?:一人の打者が一回の打席で打ったホームランで、対戦相手が得点を与えないことを意味します。
  • ワインドアップとは?:投球動作の一つで、肩まで手を上げてから投げる方法で、投球にリズムとタイミングを持たせる効果があります。

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