この試合では、両者の先発投手がともに序盤に失点したものの、金丸の投球を支えたのが中日の守備陣であった
両者の立ち上がり
試合は両投手にとって苦しい立ち上がりとなった金丸は、本調子とは言えない状態であったが、味方の守備に助けられ、失点を最小限に留めた
一方、伊原はこれで5勝目が遠のいてしまい、約2ヶ月間勝星に恵まれていない状況が続いている
試合のターニングポイント
中日 Sports評論家の岩瀬仁紀氏は、「阪神はミスが多く、負けるべくして負けた」という見解を示したこの試合では、阪神の守備ミスが致命的となった
特に1回裏の守備では、左翼手中川が簡単なフライを弾くなど、無死二塁のチャンスを与えた
阪神の守備ミス
| イニング | ミスの内容 |
|---|---|
| 1回裏 | 中川、左前安打を弾く |
| 3回裏 | 一塁手ヘルナンデス、野選 |
| 3回裏 | 捕手坂本、捕逸2回 |
中日の守備の安定感
これに対抗し、中日の内野陣は金丸を完璧にサポートした6回裏では、三塁手チェイビスがフェンスに激突しながらも邪飛を好捕し、遊撃手山本も難しい打球を横っ跳びでキャッチするなど、堅実な守備が光った
金丸投手への期待
金丸はこの試合での8点の援護と、守備陣の奮闘によって波に乗ることができた岩瀬氏は、「今度は金丸がピシャリと抑えて勝てば、本当に乗っていける」と次回以降の活躍を期待している
この試合では４点というリードにもかかわらず阪神の守備ミスが影響し、金丸選手がプロ初勝利を達成しました。守備の差が勝敗を分ける結果となり、チームスポーツにおける協力の重要性を再認識させられる試合でした。次回登板が楽しみです。
キーワード解説
- プロ初勝利とは？：プロ野球選手がプロ入り初めて勝利を挙げることを指し、選手にとって重要なマイルストーンです。
- ドラフト1位とは？：プロ野球の新入団選手を選ぶ際、各球団が指名権を持つ選手の中で最も高く評価された選手がドラフト1位として指名されます。
- 野選とは？：守備が不十分で、アウトにできたはずの場面でアウトにならない行為を指します。
