巨人・田中将大、復帰戦での課題と手応えを語る

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
■ヤクルト 3ー2 巨人(7日・東京ドーム) 試合後、暗い東京ドームの通路に立つ巨人・田中将大投手は、報道陣からの質問を受ける中で天井を見上げ、感慨深げに唇を噛み締めていた

約3か月ぶりとなる1軍復帰戦は、6回途中で3安打、2失点という結果で、日米通算199勝目を目前にしながらも未達成に終わった

「自分の中で春先とは違う手応えを感じていた」と語る田中は、自身の成長を実感する一方で、四球が多かったことを気にしていた

四球(ピッチャーが打者に対してボールを投げてストライクを取ることができずに出塁を許すこと)は、投球を厳しくする要因の一つであり、特に4回には二死から連続四球で同点に追いつかれる事態を招いた

最速149キロの直球とスプリット球が好調だった田中は、3回まで9者連続アウトを奪い、序盤は理想的な立ち上がりを見せた

しかし、四球が続いたことで、6回には長岡への投球中に降板する決断に至った

「カウントの整え方、作り方をもう少し出来たんじゃないかな」と反省の言葉を口にし、次回登板に向けた課題を見つめ直す姿勢を見せた

阿部慎之助監督は「結果的には良かったけど、ちょっと重くなっちゃったね」と、四球の多さに言及する一方で、田中の投球を評価した

次回の登板については「まだ何も決まってない」と明言を避けたが、ファンからの声援の中で降板した田中は、「ああいう形で降板したので、帽子をとって大々的には応えることは出来ませんでした」と胸中を語った

ペナントレースは長い道のりであり、「春先からは違う手応え」を得た田中将の力が必要とされる時が訪れることを期待される

田中将大選手の復帰戦は好投だったものの、四球が多かった点が課題として挙げられました。今後の登板に向けてどのように改善していくかが注目されます。ファンの期待を背負う中、さらなる成長を期待したいところです。
キーワード解説

  • 四球とは?:四球は、投球がボールゾーンに入らず、打者が自由に塁を進めることを意味します。ピッチャーの成績に影響を与える重要な要素です。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。