田中は5回2／3を投げ、2失点（自責1）という良好な成績を収め、ベテランピッチャーとしてのゲームメイクを実現した
今回の登板にかける想いは特に強かったと推測される
慣れ親しんだ楽天から巨人に移籍してから初めてのシーズンで、37歳の田中は、自らの力を証明する必要がある
開幕直後に1勝を挙げたものの、その後の2試合では期待に応えられない結果に終わった
日米通算200勝への道のりは長く、2勝を残しての再びの2軍暮らしを余儀なくされたが、桑田真澄2軍監督の指導の下、課題を克服しつつあった
この試合は、親交のあるももいろクローバーZの曲『Acceleration』に乗せてマウンドに上がった田中が、ファーストピッチを務めた佐々木彩夏さんとともに場を盛り上げた
田中は初回から絶好調で、3回までの投球は完璧に近かった
149キロを記録した真っ直ぐや、スプリット、カットボールのキレは、春の怪我とは比べ物にならないほど向上していた
しかし、4回以降には四球が増え、相手打線に失点を許す展開となった
試合後、阿部慎之助監督と杉内俊哉投手コーチは次回登板の確約はしなかったものの、先発投手陣が豊富でない中、田中には再登板の可能性が高いと考えられる
この日の東京ドームは特異な雰囲気を持ち、田中の緊張感が客席に伝わっていた
日米通算200勝を目指す田中には、多くの期待が寄せられ、今後の活躍が期待される
同じく巨人で活躍する坂本勇人選手との連携もあり、田中は今後、更なるパフォーマンス向上が期待される
巨人での日々は引き続き続いていく
今回の田中将大選手の試合は、確かに素晴らしい投球でした。彼の復帰がこれほど期待される理由は、ファンのみならずチームの士気にも影響を与えるからです。次回の登板が待ち遠しいですね。
キーワード解説
- 日米通算200勝とは？アメリカと日本のプロ野球での勝利数を合計したもので、選手のキャリアの重要な指標です。
- 真っ直ぐとは？投手が直球を投げる際の基本的な球種で、スピードと角度が重要です。
- スプリットとは？直球に近い握り方で投げる変化球で、打者にとっては落ちる球が特徴です。
- カットボールとは？投球時に若干横に切れる直球で、打者にとっては軌道が変わるため打ちにくい球種です。
