阪神、延長12回の激戦に敗戦 佐藤輝明選手はリーグ最速の30号ホームランを達成

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◇プロ野球セ・リーグ ヤクルト 3-1 阪神(8日、京セラドーム)阪神タイガースは、東京ヤクルトスワローズとの激しい投手戦に臨みましたが、延長12回に勝ち越しを許し、試合を落としました

特筆すべきは阪神の佐藤輝明選手が記録したリーグ最速の30号ホームランです

先発投手の好投

この日の先発は、ヤクルト戦でこれまで3戦2勝の成績を誇る阪神の伊藤将司投手

伊藤投手は、6回まで無失点の素晴らしい投球を見せました

特に7回には1アウト2、1塁のピンチを迎えつつも、ヤクルトの長岡秀樹選手をピッチャーゴロに打ち取り、無失点で切り抜けるなど、安定したピッチングを披露しました

阪神打線の苦戦

一方、阪神の打線は、ヤクルトの先発・高梨裕稔投手に対してなかなか得点を奪うことができませんでした

しかし、4回の打席で佐藤選手が高梨投手の甘く入ったフォークを逃さず、ライトスタンドに飛び込む豪快なホームランを放ち、自身リーグ最速の30号に到達しました

試合の流れを大きく変える一撃となりましたが、その後は得点を挙げられずに終わりました

延長戦の結末

試合はその後、9回に伊藤投手が同点に追いつかれると、延長戦に突入

12回の表では、阪神の湯浅京己投手が2アウトからヒットと死球を許し、2アウト満塁のピンチを招きました

ここで代打・増田珠選手のタイムリーによって2点を奪われ、阪神は2点ビハインドとなります

終局の場面

12回の裏に入っても阪神の反撃は続きました

代打・木浪聖也選手がヒットで出塁し、続いて髙寺望夢選手もヒットで応じ、2アウト1、2塁の得点圏に

しかし、続く打者が凡退し、試合はそのまま3-1で阪神が敗れました

今回の試合は、伊藤投手の素晴らしい投球と、佐藤選手の30号ホームランが光る試合でしたが、延長戦でのピンチをモノにできなかった阪神の課題が浮き彫りになりました。打線が点を取れない時間が続く中で、試合を勝ち抜くためには更なる粘り強さが求められるでしょう。
キーワード解説

  • 延長戦とは?プロ野球において、試合が規定のイニング数を超えても決着がつかない場合に行われる追加のイニングを指します。
  • ピッチャーゴロとは?打球が投手に飛び、そのまま投手が一塁へ投げるプレーを指します。通常はピッチャーが捕球しやすい打球のことを言います。
  • タイムリーとは?ランナーが得点につながる打撃のことを指します。得点に直結するヒットだね。

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