その中で注目を集めているのが、チームの正捕手争いです
今シーズン、最も多くの81試合でスタメンマスクを被ったのは田宮裕涼選手です
開幕からその任務を担った彼は、シーズン序盤に見せた快進撃が特に話題となり、「打てる捕手」としての存在感を大いに示しました
田宮は、一時期打率4割を超えることもあり、その実力を証明しました
特にその強肩は「ゆあビーム」と呼ばれ、観客やチームメイトからも高い評価を受けています
ただし、シーズン終盤には疲労やコンディション不良によって出場機会が減ったものの、打撃面でのインパクトは驚異的でした
田宮はシーズン終了後に右肘のクリーニング手術を受けましたが、現在は回復が順調で、春季キャンプには制限なく参加できる見込みです
来季の開幕投手には相性の良い金村尚真が内定しており、田宮は2年連続での開幕スタメン獲得を狙っており、正捕手の座も射程圏内に入っています
さらに、田宮と共に投手陣を支えてきたのがベテラン捕手の伏見寅威選手です
移籍2年目となる今シーズンは、オリックスからFAで移籍した山﨑福也選手との「さちとら」バッテリーが復活しました
彼は専属捕手として、伊藤大海、加藤貴之、ドリュー・バーヘイゲンなどの先発投手たちと幅広くバッテリーを組み、勝利に貢献してきました
伏見選手の強みは、豊富な経験から得た多くの引き出しにあり、大きな試合での「勝ち方」をよく知っています
移籍3年目となる来シーズンでは、彼の経験や信頼を武器に正捕手の座を狙うことになります
注目されるのは、今シーズンに本職以外での活躍が目立った郡司裕也選手です
彼は持ち前の打撃センスを生かし、三塁手としても出場
しかし、捕手としての実力も新庄監督に認められ、シーズン終盤には初のスタメンマスクを被るチャンスもありました
特に9月20日の楽天戦では、先発のドリュー・バーヘイゲンをリードし、チームに勝利をもたらしました
郡司は本職としての捕手に対する思いが強く、今後も成長し続けられるでしょう
新戦力として期待されるのは、現役ドラフトでソフトバンクから移籍した吉田賢吾選手です
彼は2022年入団の期待の若手であり、2024年シーズンには1軍での出場も果たしました
ファームでの成績は打率.303と高打率を残しており、「打てる捕手」としての活躍が期待されています
このように、来シーズンに向けた日本ハムの正捕手争いは、若手選手とベテラン選手が競い合いながら進んでいます
新庄監督の指揮のもと、チーム全体の士気も高まり、これからのシーズンに向けた準備が進んでいます
2025年シーズンに向けた日本ハムの正捕手争いは、若手やベテランの選手が入り乱れ、非常に競争が激化しています。田宮選手や郡司選手の成長とともに、伏見選手の経験も重要な要素です。監督の新庄剛志の指導のもと、どの選手が正捕手の座を掴むのか、来シーズンが楽しみです。
キーワード解説
- 郡司とは？ 郡司裕也選手は、日本ハムの捕手として非常に注目されている若手選手です。キャッチャー以外にも三塁手としても活躍が期待され、チームにとって重要な選手です。
- 田宮とは？ 田宮裕涼選手は、「打てる捕手」として知られ、シーズン中にシーズン最多出場を果たした選手です。強肩を持ち、打撃でも非凡な才能を持っています。
- 伏見とは？ 伏見寅威選手は、チーム内での経験豊富なベテラン捕手で、重要な試合での勝利のための戦略を知る選手です。
- 吉田とは？ 吉田賢吾選手は、若手捕手として期待されている選手で、打率も高く、「打てる捕手」としてチームに貢献が期待されています。