この番組では、岸田行倫捕手（28）をMCに、中山礼都内野手（22）や浅野翔吾外野手（20）とともに“ブレークスター”座談会が行われました
井上が特に思い出深い試合として挙げたのは、7月3日の中日戦（前橋）です
この試合は地元群馬県前橋市で行われたもので、井上は高校時代にも何度も投げたことのある思い出の場所であり、8回を5安打無失点に抑える素晴らしいパフォーマンスを見せました
この活躍により、井上はシーズン中に自己最多の8勝を挙げることにつながり、シーズン後には侍ジャパンへの初選出も果たしました
試合中、井上は8回終了時点で97球を投げチームが6-1と5点リードしていたため、自身初の完投と完封が期待されていましたが、9回のマウンドには泉が上がりました
完封が失われたことについて井上は、「あの時はもう…無失点で早く代わってくれって思っていた」と率直に振り返りました
そのやり取りには、岸田も大笑いしながら反応し、井上が「9回に点取られたら（防御率が）上がっちゃうんで」と冗談交じりに語る様子が印象的でした
井上はまた、「投手コーチから交代の話もなくて…」と愚痴をこぼし、「言えば良かったですね
後悔してます」と笑顔を見せました
このエピソードからも、ただの勝利だけでなく、奮闘する中での仲間との絆が深まっていく様子が伺えます
井上温大投手の振り返りは、ただの試合の出来事以上の意味を持つものでした。地元の支持を受け、仲間との交流を通じて成長した姿は、若手選手にとって励みになるメッセージを発信しています。自身の育った場所での大ブレークは、技術だけでなく、感情やチームワークの大切さをも教えてくれるものでした。
キーワード解説
- 侍ジャパンとは？日本のプロ野球選手から選ばれた、国際大会に出場する日本代表チームのことを指します。