この日、坂本は二回に先頭打者として中前打を放ち、思わず自軍ベンチに向かって叫ぶ姿が印象的だった
実に16打席ぶりに響いた安打に、ベンチの梅野や木浪らも拍手で祝福した
前日の試合では、坂本は4打席連続三振を喫し、さらに中日戦ではプロ入り初の1試合2捕逸を記録して途中交代を余儀なくされた
このような厳しい状況の中、彼が正捕手としてチームを支える姿勢は揺るぎないものだ
現在、捕手分業制が主流となりつつある中で、規定打席に到達する選手はリーグにいない状況だが、彼は投手陣を守る重要な役割を担っている
試合が進む中、坂本の安打で京セラドーム内の雰囲気が高まり、続く高寺も安打を放ち無死一、二塁のチャンスを作った
さらに、デュプランティエへのバッテリーエラーがあり、二、三塁へと好機を拡大
続く近本の遊ゴロ間に坂本が走り抜け、勝ち越し点をもたらした
八回の同点での場面でも、坂本が遊撃内野安打を記録し、チャンスを繋げた
結果、満塁の好機で代打・木浪が押し出し四球を選び、その後も近本が三点三塁打を放ち、チームはリードを広げた
藤川監督は試合後、選手たちとファンが一体となって勝利を呼び込むことができたと語り、坂本の活躍がその原動力となったと強調した
坂本は試合の結果、1試合3出塁を記録し、現在の出塁率は・362と上昇
規定打席到達者でトップの中野の・357を上回る数値を見せており、万が一規定打席に到達し、出塁率のタイトルを獲得すれば、セ・リーグでは2012年の巨人・阿部慎之助以来の快挙となる
坂本は試合後、報道陣に「チームに迷惑をかけていたので、よかったと思います」とコメントし、自身の存在感を示した
そして、守備面だけでなく打撃での貢献も見逃せない状況にある
今後の坂本の成長から目が離せない
坂本誠志郎選手の活躍は目覚ましく、チームの士気を高める要素となっています。特に、期待される正捕手としてのプレーはチームにとって貴重です。今後の試合でも彼のパフォーマンスがどのように影響を与えるのか、引き続き注目されるでしょう。
キーワード解説
- 坂本誠志郎とは?:阪神タイガースの捕手で、チームの守備や攻撃を支える重要な選手です。
- 捕手とは?:野球のポジションの一つで、投手を守り、ランナーをアウトにする役割を担います。
- 出塁率とは?:打者が出塁する確率を示す指標で、高いほど良い打者とされます。
- 規定打席とは?:選手がシーズン中に一定数の打席に立たないと、成績が公式記録として認められない基準です。

