享年77歳
宮崎県出身の水谷氏は、現役引退後は多くの選手を指導し、次世代の野球を担う選手たちを育て上げました
経歴と功績
水谷氏は1963年、宮崎商業の投手として夏の甲子園に出場し、その後、1965年のドラフトで広島から4位指名を受け、プロ生活をスタートさせました1年目から打者に転向し、1970年には106試合に出場するなど、主力選手へと成長
特に1975年には広島を初のリーグ優勝に導くなど、その存在感は素晴らしいものでした
華々しい成績と日本シリーズの活躍
水谷氏は1978年に首位打者を獲得し、1979年と1980年にはチームの連続日本一に貢献彼の打撃力は目を見張るもので、83年には自己最多の36本塁打と114打点を記録して打点王にも輝きました
指導者としての歩み
現役引退後は阪急、広島、近鉄、ダイエー(現ソフトバンク)、中日、阪神でコーチを務め、多くの選手を育成名選手から名コーチへと転身し、前田智徳選手や中村紀洋選手といったスター選手の指導にも携わりました
最後のユニホームと親しまれた指導スタイル
水谷氏は2013年に阪神でチーフ打撃コーチを務めたのが最後のユニホームでした彼はその実直で温厚な指導スタイルから多くの選手に慕われ、「じっちゃん」と親しみを込めて呼ばれました
名選手、名伯楽として、プロ野球界に多大な影響を与えたレジェンドが、今、天国に旅立たれました
- 水谷実雄
- 1947年11月19日生まれ、宮崎県出身
1965年に広島からドラフト4位で入団、ベストナインを5回受賞した名スラッガー
引退後は多数の球団でコーチを務めた
キーワード解説
- 首位打者とは?:シーズン中に最も打率が高い選手に贈られるタイトルであり、投手とは異なりバッターの技術を示す重要な指標です。
- 打点王とは?:シーズン中に最も多くの得点をチームに持ち込んだ選手に与えられる称号。 offensive contributionを評価する上で重要です。
- 日本シリーズとは?:日本プロ野球の年間チャンピオンを決定するためのトーナメントで、リーグ優勝チーム同士が対戦します。

