西武はこの試合で3戦連続の2桁安打を記録したものの、逆転負けを喫し、3連勝を逃す結果となった
試合を振り返ると、西武の西口文也監督(52)は、約1カ月ぶりに1軍に復帰した菅井信也投手(22)について「ちょっともったいないというか、イニング先頭としっかり勝負できなかった結果」と、4回途中で3失点し降板した投手のパフォーマンスに対して評価を下した
菅井投手は、今季これまで好調を維持していたが、この試合ではその期待に応えられなかった
試合の決定打となったのは7回表に発生した
中村祐太投手(29)が登板し、同点の場面から四球を2つ、さらには内野安打で満塁のピンチを迎え、5番打者フランコに適時打を許し、これが勝ち越し点につながった
8回にはボー・タカハシ投手(28)が楽天打線に襲われ、一挙5失点を喫し、最終的にリードを広げられてしまった
西口監督は継投策について、「12回まで計算した中で、誰を複数行かせるかを考えて祐太を選択した」と説明
しかし、中村祐選手の試合前の防御率0・77という安定した数字に加え、6回に3者凡退を抑えていたことから、監督はその選手に期待を抱いていた
「2イニング目は四球が2つ出てしまい、もったいなかった」と、監督は言葉を絞り出した
今回の試合では、西武の打線が好調だったにもかかわらず、投手陣の乱れが目立ちました。特に中村祐太選手がピンチを招いた場面は印象的です。西武は今後、投手運用に一層の工夫が必要です。
キーワード解説
- 逆転負けとは?試合の途中で勝っていたチームが、相手チームに逆転されて負けることを指します。
- 四球とは?投手がボールを投げて、打者がストライクと判定される球を打てずに、無条件で一塁に進むことです。
- 継投とは?プロ野球において、試合中に複数の投手を交代させる戦略のことを指します。
- 防御率とは?投手がどのくらい失点を許したかを示す指標で、通常、1試合あたりの失点をもとに算出されます。

