中日中田翔内野手、現役引退を発表—名将と共に歩んだ18年間の軌跡
中日ドラゴンズの中田翔内野手(36)が15日、バンテリンドームにて現役引退会見を行った彼は今季限りでの引退を正式に発表し、多くのファンと関係者に感謝の言葉を述べた
愛された球団への感謝の気持ち
中田選手は会見の中で、日本ハムファイターズ、読売ジャイアンツ、そして中日ドラゴンズの3球団に対して、「3球団とも大好きなチームなので、そのユニフォームを着ることができたのは幸せでした」と語ったその一方で、「18年間のプロ生活の中でうまくいかなかったことが多かったかもしれません」と、選手としての苦悩を打ち明けた
数字で見る野球人生
中田選手は、プロ18年目の今季、25試合に出場し、打率1割6分1厘、2本塁打、4打点という成績を残したこれまでのキャリアに比べると低調な成績だが、特に中日移籍後は思うような活躍ができなかったことに対して、「中日ドラゴンズに全く貢献できなかったことが悔しい」と振り返った
強打者の誕生と成就—高校時代からの栄光
中田選手は大阪桐蔭高等学校時代から注目の選手であり、当時の彼は毎年夏の甲子園に出場し、通算87本塁打を記録したプロ入り後は、日本ハムに入団し、札幌ドームでの歴代最多97本塁打や3度の打点王を獲得するなど、日本のプロ野球界で確固たる地位を築いた
さらに、侍ジャパンとしても国際大会に出場し、日の丸を背負って活躍した
新たな挑戦と最後のシーズン
2021年に巨人へ移籍し、2023年には中日ドラゴンズに自由契約で移籍した中田選手移籍後、体重を13キロ絞って挑んだ今季だったが、出場機会は限られた
わずか5試合の出場に終わり、12日に登録を抹消される結果となった
多くのファンに愛された彼が静かにバットを置く日が来た
中田翔選手のプロフィール
| 名前 | 中田翔 |
|---|---|
| 生年月日 | 1989年4月22日 |
| 身長/体重 | 184cm / 107kg |
| 出身地 | 広島 |
| プロ入り年 | 2007年(高校生ドラフト1巡目) |
| 主な成績 | 通算309本塁打、1000打点達成(平成生まれ初)、ベストナイン5度、ゴールデングラブ賞5度 |
キーワード解説
- 引退とは?プロ選手が現役を終えることを指し、多くの場合、その選手のキャリアや功績に焦点を当てて祝福されます。
- 打率とは?選手が打席に立って何度ヒットを打ったかを示す数字で、高いほど優れた打撃成績を意味します。
- 出場選手登録とは?プロ野球チームの選手が公式戦に出るために必要な手続きのことです。

