この試合で先発投手を務めた涌井秀章は、厳しい投球内容となりました
初回、涌井は無失点で切り抜けましたが、2回表に一死一・三塁のピンチに直面します
ここで横山聖哉を内野ゴロに打ち取り、三塁ランナーが生還して1点を奪われ、中日は先制を許しました
しかし、その裏に中日は急速に同点に追いつきます
大島洋平が安打で出塁し、二盗に成功した後、味谷大誠の適時打で1点を返し、試合は1対1の同点となりました
しかし、3回表に涌井はさらに苦境に立たされました
遠藤成と茶野篤政に連続ヒットを許し、無死一・三塁となったところで、来田涼斗と元謙太の連続適時打、そして一塁手佐藤龍世のエラーが重なり、計5点を奪われる結果となりました
涌井は2回1/3を投げ71球で、8安打・2四球・7失点(自責点3)という厳しい内容で降板しました
涌井に続いて投げた福田幸之介も一死満塁から適時打を許し、このイニングで中日は合計8点を奪われ、2対10と大きくリードを許してしまいます
中日は何とか反撃を試み、5回裏に辻本倫太郎がレフトへのソロ本塁打を放ち、1点を追加
さらに、6回裏には大島洋平と村松開人の連打などで二・三塁としたところで、山浅龍之介の内野ゴロにより1点を追加し、3対10に追い上げます
しかし7回には、中日の3番手ピッチャー菊田翔友が登板するも、すぐに横山聖哉と西川龍馬の適時打で2点を奪われ、3対11となります
最終回の9回裏、中日は無死から森駿太が四球で出塁しますが、後続が倒れ得点には至らず、5対11のまま試合終了となりました
中日はオリックスに敗北したものの、6番・左翼手でスタメンの大島洋平は3安打の活躍を見せました
今回の試合では、涌井投手が厳しい内容となり、特に3回表での失点が痛手でした。一方で大島選手は3安打の活躍を見せ、今後の期待が高まります。中日は今後の試合で特に投手陣の立て直しが求められるでしょう。
キーワード解説
- 涌井秀章とは? プロ野球選手で、中日ドラゴンズに所属する投手。かつては圧倒的なストレートとスライダーを武器にしており、多くのファンに支持されている。
- ウエスタン・リーグとは? 日本のプロ野球における2軍リーグ。各チームの若手選手の育成や故障者のリハビリに利用される重要なリーグである。
- 適時打とは? 得点を生むためのヒットのことで、ランナーが得点できる状況で打ったヒットを指す。

