阪神が巨人に連勝、チーム間の力の差が際立つ展開

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「巨人1-3阪神」(17日、東京ドーム)での試合結果により、阪神は連勝を果たし、今季の巨人との対戦成績が15勝6敗となりました

この成績は1975年(16勝)、1979年(17勝)、2004年(17勝)、2005年(17勝)に続くもので、阪神が巨人に15勝以上したのは6度目です

『伝統の一戦』とされる両チームの対戦において、阪神がなぜここまで優位に立てているのか、その要因についてデイリースポーツの評論家、藤田平氏が言及しました

阪神の優位な戦略と巨人の停滞

現在、阪神にとって巨人は戦いやすい相手であり、逆に怖さを感じなくなっていると言えます

巨人は開幕以来、戦い方に何の変化も見られず、波に乗れないままシーズンの終盤を迎えています

例えば、走者が出てもバントで送ることはしないし、積極的に盗塁を仕掛けることもありません

打者も進塁打を打つ姿を見せず、まさに行き当たりばったりの印象を受けるのです

試合の流れ

この試合においても、初回の先頭バッター、丸が中前打で出塁したものの、続く若林が左フライに倒れ、泉口が遊ゴロ、岡本も三ゴロに終わり、無得点でした

選手やベンチからは先取点を狙う姿勢が伝わらず、三回のチャンスでも岡本とキャベッジが連続して空振り三振に倒れるなど、振るわない結果が続きました

阪神の成功要因

一方、阪神は巨人とは対照的に、選手たちの意識が高まっています

走者が出ると足を使った攻撃や進塁を徹底し、チーム全体の四球数もリーグでトップとなっています

これは前監督の岡田氏が選手やコーチ陣に厳しく指導してきた成果です

選手たちは自身で考え、点を取るための戦略を実行できるようになっており、これが現在の両チームの順位に大きな差をもたらしています

厳しさの必要性

巨人の阿部監督はチームが強くなるために必要な厳しさが不足している可能性が指摘されています

昨季の優勝から得たものが今シーズンには感じられず、選手たちへの厳格な指導が求められます

今回の阪神対巨人戦からは、両チーム間の力の差が浮き彫りになりました。阪神は選手たちの意識向上と攻撃力を駆使して勝利を収めており、それに対し巨人は戦略が乏しく、去年の成功が今季に活かされていない様子です。このようにトレーニングや戦い方の差が、勝敗に大きな影響を及ぼすのだと思いました。
キーワード解説

  • 伝統の一戦とは? 野球において、特に長い歴史を持つチーム同士の対戦を指し、ファンやメディアの関心が非常に高い試合に使用される言葉です。
  • 四球とは? 打者が投球を受けて、ストライクゾーン外のボールを投げられた場合、走者が無償で一塁に進む権利を得るプレーを指します。

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