この会議では、主に高校生候補の最終リストアップと、秋のリーグ戦を控える大学生候補、さらに都市対抗野球が控える社会人候補の精査が行われました
全体で約120人がリストに残り、そのうち高校生は3、4割を占めることが報告されています
特に注目を集めているのは米スタンフォード大学に在籍し、今秋ドラフトで指名可能な佐々木麟太郎内野手(20歳=花巻東)ですが、この日の会議に彼の名前は挙げられませんでした
栗山英樹CBO(64)は、「選手が世界に広がっているため、どのチームも同じように確かめている」と語り、彼の存在に対する客観的な評価を示しました
現段階の1位候補としては、北海道出身の健大高崎・石垣元気投手(3年)や創価大の立石正広内野手(4年=高川学園)などが名前を挙げられています
さらに、地元北海道からの候補として北海学園大の工藤泰輝投手(4年=北海)や高谷舟投手(4年=札幌日大)、木村駿太投手(4年=札幌国際情報)などが挙がっています
夏の甲子園では初戦敗退した石垣選手について、大渕スカウト部長は「もう少し見たかった」と述べ、今後のU18日本代表に期待を寄せました
一方、立石選手について栗山CBOは、「どのチームも彼を欲しがる選手であることは間違いない」と強調しました
栗山CBOは8月31日に沖縄・那覇で行われる侍ジャパンU18壮行試合を視察予定で、「高校生と大学生を一度に見る機会は貴重
選手の評価はもちろんだが、我々のチームにとって最も良い選手を見極めたい」と心境を語りました
日本ハムファイターズのスカウト会議は、今後の選手選定において重要な意味を持つイベントです。特に若手選手や地元の選手に対する注目が高まっている中、全国から選手を集める競争が激化していることが印象的です。また、栗山CBOの意見からは選手への姿勢が垣間見え、今後の期待が高まります。
キーワード解説
- スカウト:スカウトとは、選手を評価しチームに必要な選手を見つける役割を持つ人のことです。
- ドラフト:ドラフトは、プロ野球チームが選手を選ぶための制度で、新人選手や移籍選手を獲得する機会を提供する仕組みを指します。
- 都市対抗野球:都市対抗野球は、多くの社会人野球チームが参加する日本の伝統的な野球大会の一つで、各地域の代表チームが競います。

