日本ハムの二軍移転先選定、北海道各地で激しい誘致合戦が展開中

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【球界こぼれ話】北海道日本ハムファイターズが、千葉県鎌ケ谷に位置する二軍施設を移転する計画を7月に発表した

移転先の候補地としては、札幌、北広島、江別、恵庭、千歳、苫小牧の6市が挙げられており、球団側は2027年ごろまでに最終決定し、2030年の開業を目指している

これに伴い、各市では住民の署名活動や官民一体の誘致活動が活発化している

候補地の状況

各候補地の誘致状況はさまざまである

札幌市は広大な土地の確保が難しいため誘致には消極的とされ、千歳市も半導体関連施設の誘致優先により実現が困難な状況にある

北広島市の立場

さらに、本拠地エスコンフィールド北海道がある北広島市は、立地は良好だが誘致の機運に乏しいとのこと

この理由について、地元関係者は「すでにエスコンのおかげで地域が活性化しているため、これ以上の巨大施設誘致は必要ないと多くの住民が考えている」と述べている

有力な候補地:江別と恵庭

残る江別市と恵庭市は、両市ともに一軍本拠地や新千歳空港に近く、アクセスが良好である

土地も広く、住民や自治体が積極的に誘致活動を展開している点が評価されている

苫小牧市の挑戦
苫小牧市もダークホース的な存在として注目されている

地理的には江別や恵庭に劣るが、誘致の熱意と自治体の協力態勢が好評を得ており、今後の進展次第で候補地としての位置が上昇する可能性がある

球団関係者は「すべての候補地に可能性はあるが、現時点では江別と恵庭が有力である」と話し、今後の動向が注目されている

移転計画は新たな商業圏や住宅建設を含む大規模プロジェクトであり、最終的には自治体との財政面での具体的な協議を経て決定される見込みだ

日本ハムの二軍移転に関するニュースは、地域振興とプロ野球の関係を改めて考えさせる問題です。各地の自治体がどれだけ熱心に誘致活動を行うかが、最終的な決定に大きな影響を与えるでしょう。
キーワード解説

  • 二軍施設とは?二軍施設は、プロ野球チームが選手の育成などを行うために使用される専用の練習場や宿泊施設のことを指します。
  • 誘致活動とは?誘致活動は、特定の施設や企業が自分たちの地域に来てもらうために行う活動のことです。地域の住民や自治体が積極的に行います。

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