阪神タイガースとの対戦で、チームの連敗を4でストップさせる7勝目を挙げ、今シーズン最大の借金「13」からの転落を食い止めた
この昇華の背景には、25歳の新人捕手・石伊雄太選手との強い絆があった
ドラゴンズを救う価値ある1勝
8月20日の阪神タイガース戦では、36歳のベテラン・大野選手が先発彼は何度もランナーを背負いながらも、阪神打線に対して決め手を与えない粘り強いピッチングを披露した
6回を投げて1失点に抑え、松葉貴大選手と並ぶチームトップの7勝目を挙げた
この勝利は連敗を止める重要な役割を果たし、前日の阪神戦では逆転を許し、借金が今季最大の「13」になっていた
大野選手のこの“粘投”は、チームにとって非常に価値のあるものであった
エース復活の秘密
大野選手は過去2年間でわずかに2勝という成績を残し、昨オフには大幅な減額を受ける契約更改を経験した今季は開幕当初、ローテーションの6番手という評価だった
しかし、8月20日時点での成績は16試合に登板し7勝4敗、防御率2.32と安定したパフォーマンスを見せ、特に9試合でQS(Quality Start、先発投手が6回を投げて自責点3以下に抑えること)が記録されている
現在のドラゴンズの先発陣では、最も頼りにされる存在となっている
バッテリーの絆
大野選手の復活の影には、ルーキー捕手・石伊選手の存在があるドラフト4位で入団し、開幕から一軍入りした石伊選手は、故障の影響でふるわなかった木下選手に代わり、先発マスクをかぶる機会が増えた
大野選手とは4月10日の広島戦で初めてバッテリーを組んだ後、6月以降はすべての登板試合で石伊選手が先発マスクをかぶっている
その結果、大野選手は10試合に登板し、6勝2敗を記録
勝敗がつかなかった2試合も、6回を1失点以内に抑える安定したピッチングを見せており、二人の息がぴったり合っていることがうかがえる
中日ドラゴンズの大野雄大選手は、チームの連敗を止めるために重要な役割を果たしました。彼の粘り強いピッチングと新人捕手・石伊雄太選手との強い絆は、今後のチームの浮上に大きく寄与するでしょう。大野選手の復活が、長年のファンに歓喜をもたらす存在となることが期待されます。
キーワード解説
- エースとは? 野球において、チームで最も信頼される先発投手を指します。試合の重要な場面で投げることが多く、チームの勝利に大きく貢献する役割を持っています。
- QS(クオリティスタート)とは? 先発投手が6回を投げて、自責点を3点以下に抑えることを指します。これは投手の能力を示す指標として使われることが多いです。
- バッテリーとは? 野球において、投手と捕手のコンビを指し、試合での連携が重要とされています。良好なバッテリー関係がチームの試合運びに影響を与えます。

