試合は楽天が五回にボイト選手の満塁本塁打で一気に5点を勝ち越し、さらに六回にはゴンザレス選手の適時二塁打で4点を追加した
これにより、楽天は岸選手がチーム最多の6勝目を挙げ、ソフトバンクは4連敗を喫する形となった
ソフトバンクの先発投手、大関選手はチームの連敗を止めるべくマウンドに上がったが、5回を投げて今季ワーストの6失点（自責点1）を記録する結果に終わった
ついに5月10日以来の黒星を背負った
試合序盤、大関選手は140キロ台後半の直球を披露するなど球威は十分であった
しかし、勝負所での制球に甘さが見えた
同点の五回、味方の失策も相まって一死二、三塁のピンチを迎えると、続いての中島選手のスクイズによって失点
その後、彼は高くバウンドした打球をつかみ損ね、打者走者に出塁を許した
続く一死一、三塁の場面ではバントの構えの村林選手を歩かせることで満塁のピンチに陥ってしまい、ボイト選手に痛恨のグランドスラムを浴びた
大関選手は、日頃から「自分がコントロールできるところに集中することが大事」と強調しているが、スクイズの場面では「攻めすぎたプレー
自分の弱さが出てしまった」と振り返った
3連敗中のチームの流れを断ち切ろうとの思いが、重要な場面で空回りした形だ
「こういう失点の仕方をして、結果的に苦しい試合にしてしまった
そこはすごく悔しい」と大関選手は語った
現在、優勝争いが佳境を迎える中で、先発の柱としての役割が求められているだけに、ここで揺らぐわけにはいかない
ソフトバンクの小久保監督は「（五回は）味方のミスもあって、何とか踏ん張ってくれと思ったけど、あそこで勝負あった」とコメントした
楽天がソフトバンクに大勝した試合は、いくつかの戦略的なミスが影響を与えました。特に大関選手のピッチングには、同点の局面での制球力の甘さが目立ちました。連敗中のチームを救うべく挑んだ試合であったにも関わらず、失点を重ねてしまったことは今後の選手にとって大きな反省材料となるでしょう。
キーワード解説
- 満塁本塁打とは？試合において、一度に4点を獲得できる非常に価値のある打撃で、ハイリスクかつハイリターンな状況を意味します。
- 自責点とは？ピッチャーが自らのミスにより得点を許した場合に記録される失点のことで、投手の成績を評価する上で重要な指標の一つです。
- スクイズとは？バントを使って走者を得点させるための戦略で、打者がバントをして走者を本塁へ進めるプレーです。
