外様率とは、外部から獲得された選手の割合を示し、トレード選手や外国人選手、そして以前に在籍した球団に戻ってきた選手も含まれる
対照的に、自チームで育成した選手は「生え抜き選手」と呼ばれ、この二つのカテゴリーで両球団の選手層の違いが浮き彫りになった
外様率が高いドラゴンズ
若狭が行った調査によれば、外様率が最も少ない球団は阪神の12％であり、以下、広島東洋カープの14％、横浜DeNAベイスターズの24％、読売ジャイアンツの28％、東京ヤクルトスワローズの31％と続く中、中日ドラゴンズは43％で最も外様率が高いことが明らかになったこれは生え抜き選手が少ないことを示しており、長期的に見てもその傾向は変わらないようだ
10年間の推移
若狭は更に、過去10年間の外様率の推移を掘り下げている今年の2025年、2024年はともに43％であり、特に2024年が外様率のピークだった
また、2023年は30％、2022年は28％、2021年は21％と、徐々に外様率が減少している
しかし、2019年は19％、2018年は21％といった数値からも、2020年以降急に上昇していることがわかる
逆に、2017年には外様率が17％と最も低かったことも注目される
真逆の道を歩む両球団
一方、阪神の外様率は過去10年間で低下している2025年から2020年にかけての外様率は12％から20％と、明確に減少している
特に、2016年から2019年までは27％から33％と上昇していたが、2020年以降は生え抜き選手の割合が多くなり、球団の選手構成が大きく変化した
それに対し、ドラゴンズは生え抜き選手よりも外様選手に依存している構図が明確になっている
中日ドラゴンズと阪神タイガースの外様率の調査結果は、両球団の選手構成や育成方針の違いを浮き彫りにしました。特に、中日ドラゴンズは外部からの選手獲得に依存しているのに対し、阪神は生え抜き選手の割合が増加していることが対照的で興味深いです。このような選手層の違いが、今後の展開や成績にどのような影響を与えるのか注目されます。
キーワード解説
- 外様率とは？外様率は、チームに所属する選手の中で、外部から獲得された選手の割合を示す指標で、トレードや外国人選手などが含まれます。
- 生え抜き選手とは？生え抜き選手は、ドラフト指名からそのチームで育成された選手を指し、チームのアイデンティティに深く根付いている選手を意味します。
