この結果、1年契約の高津臣吾監督(56)の退任がほぼ確実となりました
今シーズン「捲土(けんど)重来」をスローガンに掲げ、先シーズンからのV奪回を目指しましたが達成には至りませんでした
高津監督は、就任2年目の2021年にセ・リーグ優勝を果たし、20年ぶりの日本一を達成しました
その後、2022年にはリーグ連覇を達成しましたが、翌年は成績が振るわず2年連続で5位に沈む結果となりました
特に今季は、怪我をしてチームを離脱する選手が相次ぎ、開幕早々から苦しい戦いが続いています
4月26日以降は最下位を脱却できずにおり、現在の借金は23という深刻な状況です
また、7月中旬には成田オーナーが高津監督の指導力について「やっぱり厳しい」との見解を示しており、今後のチームの指導体制に注目が集まります
後任監督には池山隆寛2軍監督(59)など、指導経験を持つ球団OBが候補に挙がっています
高津臣吾のプロフィール
高津監督は1968年11月25日に広島市で生まれました広島工業高等学校から亜細亜大学を経て、1991年にヤクルトにドラフト3位で入団しました
右手でサイドハンドから放つ直球とシンカーを駆使し、抑え投手として93年と95年の日本一に貢献しました
彼は最優秀救援投手賞を4度受賞した実績があり、2004年からはメジャーリーグでプレーをし、14年にはヤクルトにコーチとして復帰、17年から2軍監督、20年から1軍監督に就任しました
ヤクルトが高津監督の退任を決めたことは、ファンや選手にとって衝撃的なニュースです。監督が掲げたスローガンと共に戦い続けたシーズンは苦難の連続であり、選手たちも厳しい状況にあったことが分かります。高津監督のもとで多くの成功を収めたチームですが、今後は新たな指導者のもとで再建に向かう必要があります。
キーワード解説
- 捲土(けんど)重来とは?: 物事がうまくいかなかった時に、再度挑戦することを意味します。
- 借金とは?: プロ野球においては、勝ち星が負け星よりも少ない状態を指し、プレーオフへの出場が難しくなります。
- 最優秀救援投手賞とは?: プロ野球における特に優れたリリーフピッチャーに与えられる賞で、シーズン中に最も効果的な投球をした選手に贈られます。

