中日・松山、ついに39セーブ達成!連続イニング奪三振はセ・リーグ記録を更新
◇渋谷真コラム・龍の背に乗って ◇5日 中日1―0巨人(バンテリンドームナゴヤ)中日ドラゴンズの松山晋也選手が、9月5日の試合で安定したピッチングを見せ、今シーズン39セーブを挙げたこれにより、松山はクローザーとしての役割を確立しつつある
彼のセーブ数は巨人のマルティネス選手に2差をつけており、日本人としても注目に値する成績となっている
松山はこの試合で156キロのストレートで中山選手を見逃し、148キロのフォークボールで吉川選手を空振りに仕留めるなど、その実力を見せつけた
また、連続イニング奪三振のセ・リーグ記録も27に達し、松山は喜びの雄たけびをあげた
「まだ満足していない
一試合一試合必死にやって、積み重ねられるところまで積み重ねていきたい」と松山は意気込みを語る
彼はこれまで、セーブ機会での失敗が一度もないという完璧な成績を持っており、過去11人の中で40セーブは18度達成されている
最多で5度この記録を持つのは、著名なクローザー、岩瀬仁紀氏である
松山は故障で離脱する前の6月に、岩瀬氏とディナーを共にし、互いに投球論やクローザーとしての心構えについて話し合ったという
岩瀬氏は「マウンドには100では行くな」とアドバイスした
この助言には、アドレナリンが出る状況で100の力を出し切ると逆にうまくいかないという意味が込められている
松山は「ボールを前で離すな、後ろで離せ」との教えを受け、腕や肘の使い方についておさまな気づきを得た
松山のストレートは威力があり、リリースのタイミングも打者にとって読みづらく、その投げ方も故障を避ける方向に貢献している
松山が「40セーブクラブ」に名を連ねる日は、そう遠くないだろう
松山選手の活躍は、中日ドラゴンズにとって頼もしい存在であり、彼が持つ安定感はクローザーとしての重要な要素です。また、過去の偉大な投手との交流から得る知識や考え方も、松山選手の成長に寄与していると感じます。これからの試合でも、彼の奮闘を期待したいところです。
キーワード解説
- クローザーとは?:クローザーは野球のポジションで、主に試合の終盤に登板し、リードを守ることを目的とした投手のことを指します。
- セーブとは?:セーブは、投手が試合を勝利に導くために、試合の終盤で登板し、自チームが勝利する(または同点のまま試合を終わらせる)ことで与えられる記録のことです。
- 奪三振とは?:奪三振は、投手が打者に対して三つのストライクを与えることで、その打者をアウトにすることを指します。これが多いほど、投手の能力が高いと評価されます。
- アドレナリンとは?:アドレナリンは、ストレスや興奮状態の時に分泌されるホルモンで、身体をアクティブにする働きがあります。特にスポーツでは、パフォーマンスを向上させる要因の一つとされています。
- リリースポイントとは?:リリースポイントは、投手がボールを投げる際にリリース(放す)する位置を指します。これが適切でないと、ボールの制御や速度に影響を及ぼすため、非常に重要です。

