機動力を武器にする阪神、赤星氏が語る強さの要因とは?

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8月28日、横浜スタジアムで行われたDeNA戦で阪神タイガースの選手、中野選手が見事に二盗を決めた

この試合を通じて浮き彫りになったのが、監督・藤川氏が今回のシーズンで重要視している「機動力」の存在だ

藤川監督の戦略と選手の成長

阪神OBであり評論家の赤星憲広氏は、藤川監督と共に現役時代を過ごしており、今年のリーグ優勝の要因の一つに「機動力」を挙げている

春季キャンプでは藤川監督が赤星氏に「選手たちの背中を押してやってください」と依頼したことで、キャンプから選手たちの走る意識が高まったという

昨年からの成長

2023年の阪神タイガースはリーグ最多の79盗塁を記録しており、これは昨年の41盗塁からの大幅な増加だ

藤川監督は春季キャンプで、選手たちに盗塁数の目標を100に設定させ、その後の成長が実を結んでいる

特に中野選手は昨年はわずか6個の盗塁であったものの、今年は19盗塁まで増加し、その復活が大きな要因となっている

選手全体の意識の変化

今季の阪神は、近本選手が29盗塁、佐藤輝選手が10盗塁と、打順に関係なく全選手が走る意識を高めていることが伺える

赤星氏は、「藤川監督はしっかり準備をしたなら、アウトになってもそれは仕方がないという方針」とし、選手に自由な走塁を促している

ポストシーズンでの機動力の重要性
赤星氏は、ポストシーズンや日本シリーズにおいても機動力が鍵になると強調

特に、DeNAとの対戦では、足を使った攻撃が勝利のポイントになると考えている

「クイックが速くなく、けん制も上手くない」ため、選手が塁上でプレッシャーをかけることが鍵となるだろう

阪神タイガースが今シーズンで示している機動力の向上は、藤川監督の戦略が功を奏している証拠だ。選手たちがキャンプでのトレーニングを通じて、走塁意識を高めていることが嬉しい変化である。ポストシーズンに向けて、この機動力がどのような結果を生むか注目したい。
キーワード解説

  • 機動力とは?野球における機動力とは、選手が足を使って守備をかいくぐり、塁を進む能力のことを指します。特に盗塁(ベースを一つ進むこと)はゲームの流れに大きな影響を与えます。
  • 盗塁とは?盗塁とは、バッターがボールを打つことなく、投球中に塁を進める行為のことです。成功すれば得点に近づき、試合の展開に影響を及ぼします。
  • キャンプとは?キャンプとは、シーズン前に選手たちが集まり、トレーニングや戦術の確認を行う期間を指します。これを通じて、選手のコンディションを整え、チームプレイを向上させます。

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