巨人、サヨナラ勝利に続く投手陣の課題浮き彫り

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
巨人は9月13日、東京ドームでの阪神戦にて11-10の逆転サヨナラ勝利を収めた

この試合では両軍合わせて26安打が記録され、文字通りの乱打戦となりました

9回には阪神の7番手投手ラファエル・ドリスから四球を選んだ中山礼都が出塁し、一死二、三塁の好機を作ったところで代打・坂本勇人が中前へ逆転サヨナラの2点タイムリーを放ちました

この一打によって、巨人は今季レギュラーシーズンの最後となる伝統の一戦を勝利で締めくくりました

しかし、巨人の阿部慎之助監督はこの勝利の裏で明らかな課題も感じていました

特に試合中の5回には大量7失点を喫しており、名伯楽であり野球評論家の佐藤義則氏は自身のYouTubeチャンネルでこの場面を振り返り、捕手・岸田行倫の配球について「疑問が多かった」と指摘しました

このイニングは巨人の2番手投手カイル・ケラーが一死から3連続与四球を記録し、看過できない状況を招いたのです

佐藤氏はこの場面を詳しく分析しました

5番の大山悠輔に対して、アウトローにストレートを投げることができていたにも関わらず、最後の球にカーブを選択してしまったことが失点に繋がったとして、配球の重要性を強調しました

投手がストライクを入れることができないときには、投げる球の選択が特に重要になります

さらに阿部監督の教え子である高梨雄平についても苦言が呈されました

彼は最近の投球フォームにおいて、フルカウントになるケースが多く見られ、「シュートを使えなくなっている」と指摘されるなど、より一層の改善が求められています

現在、巨人はDeNAと激しい2位争いを繰り広げており、投手陣の配球や制球の精度改善は不可欠な課題であると言えるでしょう

引き続き、巨人の今後の戦いに注目が集まります

この試合を通して、巨人は勝利を収めつつも、特に投手陣の配球や制球に課題が残ったことが浮き彫りになりました。負け無しで勝ち進むためには、これらの改善が必要不可欠であることを再確認させられる試合でした。
キーワード解説

  • 逆転サヨナラ勝ちとは?試合が同点または負けている状態から、最終回などの最後の攻撃で逆転し、勝利することを指します。
  • 与四球とは?投手がボールを投げた際に、打者がストライクを見送り、ボールと判定された結果、塁に出ることを言います。この状況が多いと得点のチャンスを与えてしまいます。
  • 配球とは?捕手が投手にどの球種を投げるかを指示することです。適切な配球は試合の運営に大きな影響を与えます。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。