この試合では、近本選手が前日の死球の影響から初めてベンチ外となり、中野選手が1番、熊谷選手が2番、井坪選手が「8番・中堅」に起用されましたが、打線は相手先発の大野選手に苦しみました
先発の才木投手は、7回を投げて7安打1失点という内容で粘り強い投球を見せましたが、リーグトップタイの13勝目を逃しました
これに対し、2番手の工藤投手は、6月4日の日本ハム戦以来の1軍登板ということで、最速159キロをマークしながら中軸を三者連続で抑える奮闘を見せました
デイリースポーツ評論家の福原忍氏は、才木投手の二回のピンチを切り抜けた姿勢について、「次につながる」と評価しています
投手戦の内容
才木投手と大野投手の投手戦は非常に見応えがありました初回には投球時の体勢が一塁側に流れるような状況に見え、ボールの握りに苦しむ瞬間もありましたが、二回にピンチを脱すると立ち直りました
立ち上がりはどの投手にとっても緊張が伴うものですが、前回の危険球退場の影響を乗り越え、早めに修正できた点は評価に値します
特に悔やまれるのは七回の1死三塁での石伊選手への初球の投球です
坂本選手が外のボールを狙って構えていた点に関しては、次の球を見たかったのかもしれませんが、結果的に打たれてしまいました
この失点に引きずられず、次回の登板やポストシーズンに向けて、うまく切り替えてほしいものです
若手工藤投手の素質
工藤投手はそのボールの強さが特徴ですが、勢いだけでは乗り越えられない部分もあるでしょうこの日の経験を今後に活かしてもらいたいところです
今回の阪神の試合では、才木投手の頑張りが光りましたが、打線が奮わなかったために勝利に結びつかなかったのが残念です。特に近本選手の離脱が影響しているように思われます。次回の試合では、打線の奮起に期待したいところです。
キーワード解説
- 才木投手とは?阪神タイガースの若きエースで、三振を奪う力強い投球が魅力の投手です。
- 大野投手とは?中日ドラゴンズのエースで、安定した制球力と投球術が評価される選手です。
- 拙攻とは?攻撃がうまく機能せず、得点を挙げられない状態を指します。

