堀内恒夫氏、赤星優志投手の右肩痛に懸念を表明
元巨人監督で野球評論家の堀内恒夫氏(77)は、7月15日に自身のブログで、右肩痛のために14日のDeNA戦で緊急降板した赤星優志投手(26)についてコメントしたタイトルは「赤星優志が心配だ」というもので、彼の状況を心配する気持ちを表した
赤星は8月24日のDeNA戦(東京ドーム)以来、約3週間ぶりの登板であったが、打者3人に対して12球を投げたところで緊急降板を余儀なくされた
2人目の打者である桑原に死球を与えた際、杉内俊哉投手チーフコーチ(44)がマウンドに向かい、さらに3人目の筒香に四球を出した時点で、阿部慎之助監督(46)とトレーナーがマウンドに赴き、赤星の交代が告げられた
堀内氏は、赤星のユニフォームが汗でびっしょり濡れていた様子を目撃した際、ピッチャーにとって肩の痛みは非常に深刻であるとの見解を示した
肘の痛みはまだなんとかなる場合があるが、肩の痛みは非常に危険であり、一瞬で選手生命を脅かす可能性があると警告した
堀内氏は、「赤星がどの時点で痛みを感じていたのか
登板前であれば、正直に支障を訴えてほしかった」とも述べ、選手間の助け合いの大切さを強調した
さらに、「選手が言いづらいことを察してあげるのがピッチングコーチの役目ではないか」とも指摘した
杉内コーチは試合後、赤星のブルペンでの出力が上がっていなかったことを説明し、マウンドでのインタビューで「大丈夫です」との返答を受けたことを明かした
堀内氏はまた、赤星が今季から右腕を下げる投球フォームに変えたことに懸念を示し、腕を下げることで肩にかかる負担が大きくなることを示唆した
彼は「若いうちから腕を下げるのは慎重に行う必要がある」と警鐘を鳴らし、「一度下げた腕を戻すことは難しい」と説明した
昨季、赤星は先発とリリーフの両方をこなす中で、今季は先発として22試合に登板している
現在、6勝9敗、防御率2.68という成績を残している堀内氏は、「昨日はまだボールが投げられていたので、ことが深刻でないことを願っています」と赤星の回復を祈った
今回の対象となった赤星投手の状況は、選手が抱えるプレッシャーや痛みに対する配慮の重要性を再認識させるものである。堀内氏のコメントは、選手たちの心の声に耳を傾ける姿勢の大切さを示している。今後、コーチ陣がより効果的に選手をサポートし、健康を守ることが期待される。
キーワード解説
- 右肩痛とは?右肩痛は肩の関節や筋肉に痛みが生じる状態を指します。ピッチャーにとって肩の痛みは非常に深刻で、場合によっては選手生命に関わることもあります。
- ピッチングコーチとは?ピッチングコーチは、投手のトレーニングやフォーム改善を担当するコーチのことです。選手の体調や状況を察知し、適切な指導を行う役割が求められます。
- 投球フォームとは?投球フォームは、投手がボールを投げる際の身体の動きのことを指します。正しいフォームは、投手のパフォーマンスと怪我の予防に重要です。

