試合は0-0のまま迎えた6回、2死一、二塁の場面で田中投手の初球がスプリットボールと呼ばれる変化球に急激な落ちが無く、打者石上に右翼へ強打され、適時二塁打を許した
この打球は右翼の中山礼都外野手(23)が懸命に追いかけたものの、グラブの先にボールが当たるという不運も重なり、2点を献上する結果となった
試合後の田中は、「あのスプリットはほとんど真ん中に投げてしまったので、もっと低めにしっかりと投げきりたかった」と反省の弁を述べた
さらに、試合は田中とDeNAのケイ投手との息詰まる投手戦が展開され、5回には2死満塁のピンチを丸がダイビングキャッチで切り抜ける場面もあったが、6回に均衡が破れ、結果的に6回2失点で降板となった
打線はDeNAのケイ投手に完封を許し、巨人は順位を3位に落としてしまった
田中は次回、21日の中日戦(バンテリンドーム)での先発が決定しており、「勝つためにしっかりと準備するだけです」と次戦に向けた意気込みを語った
今回の試合は、田中投手にとって重要な200勝を達成するチャンスでしたが、結果として持ち越しとなったことは残念です。しかし、投手としての彼の持ち味を生かしつつ、次回の試合に向けてしっかりと調整していく姿勢は素晴らしいと思います。今後の試合でも彼がどのように立ち向かうかが楽しみです。
キーワード解説
- スプリットボールとは?:スプリットボールは、投手が投げる際に指でボールを分けるように握り、投げることで、通常の直球よりも急激に落ちる特性を持つ変化球です。この投球が決まると、打者は打ちにくくなります。
- ダイビングキャッチとは?:ダイビングキャッチは、外野手が飛び込んでボールを捕る技術で、特に難易度が高く、試合の流れを変える要因となります。
- 完封とは?:完封とは、試合中に相手チームが点を取れない状態を指し、ピッチャーが一人で相手打線を抑え込むことを意味します。

