中日・岡林勇希、150安打到達もチームの苦境を嘆く

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
◇15日 阪神6―2中日(甲子園) 中日ドラゴンズの外野手、岡林勇希選手が「1番・中堅」で出場し、4打数3安打の活躍を見せた

これにより、今季150安打を達成し、リーグトップの広島・小園選手に3本差に迫った

しかし、岡林選手は試合後、チームの敗北に肩を落とし「負けてしまったので意味がない」と冷静に語った

岡林選手は1回の先頭打者として、阪神タイガースの先発投手ネルソンが投じた151キロの直球を振り抜き、左前へ打球を流し込んだ

3回には、1死二塁の場面でチェンジアップを右前へ運び、チャンスを拡大

さらに8回2死からは、畠選手の145キロの直球を引っ張ると、一塁手小野寺のミットをはじいて右前に運ぶ

この試合での3安打は、8月23日の広島戦以来のものとなった

シーズン150安打到達は岡林選手にとって2年ぶりの快挙だが、「通過点」と言う彼の言葉からは、さらなる高みを目指す意志が感じられる

打撃について「真っすぐを打てていることが一番」という手応えを口にする一方で、チームの現状については厳しい言葉を漏らした

ビジター7連戦では、広島との2連戦で8打数無安打と沈黙したものの、その他の5試合ではすべて複数安打を記録しており、数字が復調を示している

岡林選手はチームで唯一フルイニング出場を続けているが、最近は口内炎ができてしまったことを冗談交じりに語りながらも、疲労やストレスの影響を感じている様子

シーズン終了が近づく中、チームの勝敗をより意識する発言が増え、「自分がしっかりしないといけない」と改めて強調した

じりじりと後退していく中での悔しさを交えた思いが伝わってくる

岡林選手の150安打到達は素晴らしい成果である一方、チーム全体の苦境を反映したものである。このような状況で選手が自己の成績だけでなく、チームの勝利を意識している姿勢には感心させられる。岡林選手の言葉には、チームを勝たせたいという強い思いが込められていると感じた。
キーワード解説

  • 150安打とは? 野球のシーズンにおいて、選手がヒットを150本記録することを指します。これは打撃力の高さを示す重要な指標です。
  • フルイニング出場とは? 試合の開始から終了まで、すべてのイニングでプレーに参加することを意味します。体力やスタミナが必要とされる重要な役割です。
  • チェンジアップとは? 投手が投げる球種の一つで、直球と比べてスピードが遅く、打者を欺くために使われます。投げ方が直球に似ているため、打者には打ち損じやすい球です。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。