阪神のニック・ネルソン、来日2度目の先発で初勝利を挙げる

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(セ・リーグ、阪神6-2中日、22回戦、11勝11敗、15日、甲子園)阪神タイガースのニック・ネルソン投手(29)が、来日2度目の先発登板で素晴らしい投球を見せた

甲子園球場で行われた試合で、ネルソンは最長の5回を81球投げ、3安打1失点を記録

これにより今季2勝目を上げ、先発としての初勝利を手に入れた

試合後、初めて受けたヒーローインタビューでは、「アメイジング!!」と感激を語り、「毎回、マウンドに上がるたびに大きな声援をもらいながらチームの勝利に貢献できて、すごくうれしい」と述べた

試合の内容を詳しく振り返ると、ネルソンは初回、先頭の岡林に左前安打を許すも、2死一塁から細川を左飛に仕留め無失点でスタート

その後、150キロを超える直球やスライダー、落差のあるカーブを駆使し、三回の田中の犠飛による1点のみを許すに留めた

ネルソンは「中継ぎのときは短距離だけでよかったが、長距離のランニングも増やしたのでスタミナがつけられた」と自己の成長を語った

前回登板の中日戦(4日)では、ブルペンデーとして初先発し3回1安打無失点の内容を見せ、その後ウエスタン・オリックス戦(10日)でも無失点に抑えるなど安定したパフォーマンスを発揮している

阪神の藤川監督は、ネルソンについて「徐々に先発に馴染んできたかなという感じ」と評価

一方で今後の起用については、「含みを持たせてもらいたいので、詳細は言えない」と慎重な姿勢を見せた

また、シーズン当初から右の中継ぎ投手の補強が求められていた中で、ネルソンがこの役割を果たせる可能性がある

ポストシーズンでは先発投手が不調の際、ネルソンを第2先発として投入することも考えられる

3月のオープン戦で下肢を痛め開幕に間に合わなかったネルソンだが、5月下旬に初登板を果たし、7月31日の広島戦では1回2失点を記録し、監督から2軍降格を命じられることとなった

しかし、そこからの復活を遂げている

彼は「クライマックスシリーズに向けて、楽しんで挑みたい」と新たな目標に向けて力を込めている

ネルソン選手は、若手選手たちと共に、優勝を目指して今後も奮闘していく意気込みを見せている

今回の試合でのネルソン選手のパフォーマンスは、ポストシーズンを見据える上で大きな自信を与えるものとなっています。彼が今後チームにどのように貢献するのか、その成長を見守りたいと思います。また、若手選手たちとともに優勝を目指す姿勢も素晴らしいです。
キーワード解説

  • 先発ピッチャーとは?試合の最初から投げる投手で、相手チームの打者をできるだけ多く抑える役割を果たします。
  • ヒーローインタビューとは?試合で活躍した選手が、勝利後にインタビューを受ける時間のことです。
  • ブルペンデーとは?特定の日に複数の投手が登板する戦略のことで、先発投手を温存する目的があります。
  • クライマックスシリーズとは?日本のプロ野球におけるポストシーズンのプレーオフで、リーグチャンピオンを決めるためのシリーズです。

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