伊東勤氏がヤクルトに提言、低迷の要因と次期監督人事について言及
63歳の伊東勤氏は、西武とロッテで監督を務めた経歴を持ち、自身のYouTubeチャンネル「110チャンネル【伊東勤】」を更新し、現在最下位に低迷している東京ヤクルトスワローズに対する提言を行った2020年から6シーズンに渡って高津臣吾監督(56)が指揮を執ってきたが、2025年シーズンに退任が発表され、2021年と2022年には日本一に輝いたものの、その後の3シーズンでBクラスに低迷した
伊東氏は、チームの低迷の大きな要因として「投手陣が前も後ろも確立できなかった」と厳しい指摘をした
投手陣は試合の勝敗を左右する重要な要素であり、先発投手と中継ぎ投手、さらには抑え投手のいずれもが安定していないことは、勝利に直結しづらい
さらに、野手陣も村上宗隆選手や山田哲人選手、サンタナ選手、塩見泰隆選手といった主力が故障する事態が続いたことも、チームの成績に悪影響を及ぼしていると述べた
次期監督には、現在2軍監督を務めている池山隆寛氏(59)の名前が上がっている
しかし、伊東氏はヤクルトの2軍がイースタン・リーグで最下位に辛酸をなめている状況に対して、「イースタンの成績は関係ない」ときっぱりと反論した
いわゆる「予備軍」として、1軍選手が故障などした時に戦力を補充できる選手を育成することが、勝敗に直接関わるよりも重要であると語った
監督人事について伊東氏は、就任にあたり「強いチームを倒すためには、強いチーム以上の努力が必要」と強調した
さらに、「疲れるまでヘトヘトになる必要はないが、選手たちが体力的に強くなることは不可欠」と述べた
これには厳しい練習を通じて故障しにくい体作りを推奨し、昭和的な考え方であっても変化が必要であると訴えた
伊東氏の提言は、長年の監督経験に基づいたものだけに説得力がある。選手たちの怪我や投手陣の未成熟さは、即座に結果に反映されるため、これは大事な指摘だ。次期監督の人事も含め、ヤクルトの今後の方針が注目される。
キーワード解説
- 監督とは?チームを指導・運営するリーダーで、選手の育成や戦略を考え、試合に臨む際の方針を決めます。
- 投手陣とは?試合で投球を担当する選手のグループで、チームの防御力を左右する重要な役割を担っています。
- 故障者とは?怪我や病気により、プレーできない選手を指し、チームの戦力に大きく影響します。
- イースタン・リーグとは?プロ野球の2軍チームが参加するリーグで、選手の成長や戦力補充の枠組みです。

