巨人、相次ぐ投手の登録抹消と緊急帰還でチームメンバーが入れ替わり

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2025年9月19日、東京—日本野球機構(NPB)は19日、セ・パ両リーグの出場選手登録および抹消を公示し、3位の巨人は自身のチーム状態を大きく変える決定を下した

自力での2位獲得の可能性が消滅した中、球団は高梨雄平投手(33)、森田駿哉投手(28)、石川達也投手(27)の抹消を発表し、新たに西舘勇陽投手(23)、宮原駿介投手(23)、増田陸内野手(25)を登録した

森田の苦戦とバッテリーの課題

森田選手は前日18日のヤクルト戦に先発出場し、3回4失点という結果に終わった

特に初回からの失点が続き、6安打を許した結果、コーチ陣やファンの反応は厳しいものとなった

さらに、チーム内のサインミスが影響し、捕手の岸田選手が146キロの速球を受け、右太腿を負傷する事態も発生

このため、阿部慎之助監督は「サインが見えないようで、ピッチコムを使いたいくらいだ」と苦言を呈した

高梨、石川の状況

高梨投手は、「鉄腕リリーバー」として昨季までの8年間で40試合以上の登板を果たしていたが、今月の数試合で苦戦が続いている

特に、18日のヤクルト戦では満塁のピンチを招く連続四球を与え、監督を苦笑いさせた

一方、石川選手も連続で失点を許しており、抹消が決定された

新加入選手の登場

新たに登録された西舘選手は、今季12試合に登板し、2勝3敗の成績を記録

特に8月2日以降の1軍復帰に際して、先発投手としての期待が寄せられている

また、宮原選手はリリーフとして活動をしており、全試合で防御率3.00を達成

増田選手は主力選手の負傷の影響を受けながら、勝負強い打撃で評価を受けていた

今回の巨人の選手入れ替えは、チームのパフォーマンスを向上させるための大きな試みである。過去の経験や実績を持つ選手が登録抹消され、新たな選手が1軍に復帰することで、今後の試合においてどのような動きが見られるか注目が集まる。特に、バッテリー間のサインミスの問題に改善が見られることを期待したい。
キーワード解説

  • NPBとは? 日本野球機構の略称で、日本のプロ野球を運営する組織です。
  • 防御率とは? 投手が1試合あたりに許す自責点の平均で、低ければ低いほど投手が優れているとされます。
  • リリーフとは? 試合中に先発投手に代わって登板し、試合を引き継ぐ投手のことを指します。
  • 四球とは? 投球がストライクゾーンに入らず、打者がボール4球で一塁に無料で進むことを指します。

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