この日に行われた試合は、中日がヤクルトに6対2で敗れる結果となったが、注目はやはり中田選手のセレモニーに集まった
中田選手は、スピーチの中で「一つ心残りはドラゴンズで貢献できなかったこと
このチーム、メンバーで優勝したかったです
2年間、ドラゴンズのユニフォームを着られて幸せでした」と自身の2年間のプレーを振り返り、特に優勝を果たせなかったことに対する悔しさを口にした
中田選手は2024年の開幕時には4番打者を務めるも、腰の不調に苦しみ思うような成績を残せなかった
その中でも「2年間いろいろな形でもがいてきましたが、この世界では心技体がそろわないと活躍できないとわかりました」と努力と成長を強調した
セレモニーでは、仲間たちへの感謝の念を込め、「今後は今いるメンバーが優勝してくれると信じています
僕も一ファンとしてドラゴンズの応援を全力でしていきたいと思います」とエールを送った
試合前練習から1軍に合流した中田選手は、この日「4番・一塁」としてスタメン出場
1回の打席ではヤクルトの先発・吉村投手の147キロの直球に挑むも空振り三振に終わった
2回表の守備の途中では交代し、温かい拍手を浴びながらベンチに下がる姿が印象に残った
中田選手は2007年に日本ハムに入団後、2016年には日本一に貢献した
その後、2021年には巨人に移籍し、2023年オフにオプトアウト権を行使して中日に加わった
通算で1784試合に出場し、309本塁打、1087打点を記録
これまでに3度の打点王、5度のベストナイン、5度のゴールデングラブ賞など、数々のタイトルを手にしている
また、国際大会では侍ジャパンの主軸としても活躍した
中田翔選手の引退セレモニーは、多くのファンや選手に感動を与える時間となりました。彼の語った悔しさと感謝の言葉は、選手としての厳しさを感じさせ、これからのドラゴンズの未来を託されるような気持ちにさせます。
キーワード解説
- 引退セレモニーとは?引退セレモニーは、選手が現役最後の日にファンやチームメートに感謝の気持ちを伝えるためのイベントです。
- オプトアウト権とは?オプトアウト権は、選手が契約中に特定の条件を満たすことで、契約を解除し別のチームと契約する権利のことです。
- ゴールデングラブ賞とは?ゴールデングラブ賞は、各ポジションで最も優れた守備を見せた選手に贈られる賞です。

