だが、真の目標はそこに留まらず、日本一奪還を目指している
クライマックスシリーズや日本シリーズという短期決戦では、レギュラー陣のみならず、選手層の厚さが勝敗を左右する
そこで今回は、残り試合で藤川球児監督にアピールを続けたい6人の選手に焦点を当てる
楠本泰史
楠本泰史は右投左打の外野手で、身長180cm、体重85kg彼は1995年7月7日生まれで、花咲徳栄高から東北福祉大を経て、2017年ドラフトで横浜DeNAベイスターズから8位指名を受けて入団した
昨オフ、阪神タイガースに移籍し、主に代打としての活躍が期待されている
しかし今季は、成績が振るわず前半戦では一軍昇格後も10打数0安打と不振に陥り、5月22日に一軍登録が抹消された
2軍での調整後、9月10日に約4カ月ぶりに一軍に復帰し、古巣DeNAとの試合では代打でようやく初ヒットをマークした
この打席では初球から果敢にバットを振り抜く積極的な姿勢が目立った
同月17日の広島戦では代打でタイムリーヒットを放ち、移籍後初打点も記録
阪神タイガースの代打陣において、楠本のような思い切りの良い打撃は貴重であり、今後の試合でもその積極性をアピールして首脳陣に良い印象を与えたいところだ
阪神タイガースがリーグ優勝を果たし、いよいよクライマックスシリーズへ向けての準備が進んでいます。その中で、選手層の厚さが勝敗を分ける要因であることに改めて気付かされます。特に楠本選手のような選手がいかに試合の流れを変えることができるかが今後のポイントになりそうです。試合を重ねるごとに、選手一人一人の存在感が重要になります。
キーワード解説
- クライマックスシリーズとは?プロ野球における特別なプレーオフで、リーグ優勝チームと他のチームが対戦し、優勝チームが日本シリーズへの進出を決める。
- 代打とは?試合の途中で打者を変えて出場する選手のことで、特に得点のチャンスで活躍が求められる。
- タイムリーヒットとは?得点に結びつくヒットのこと。非常に重要な役割を果たすことが多い。

