39歳の宮西尚生、前厄を乗り越え40歳でのホールド王を目指す

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 日本ハムの宮西尚生投手(39)は、10日、兵庫県西宮市の母校である関西学院大学にて自主トレを行い、その様子を公開しました

1985年6月2日生まれのベテラン左腕はいよいよ40歳に近づいています

今年は「前厄」の年にあたることから、厄を振り払うための決意を新たにしています

前日には、夫人の愛車が事故に遭うという災難があったものの、宮西はポジティブな姿勢を崩さないことを誓いました

ブルペンでの投球と走り込みのメニュー

 宮西投手は午前中にキャッチボールとブルペンでの投球を行い、午後はポール間走を中心とした走り込みに時間を割きました

ブルペン投球とは、選手が投球練習を行うための特設区域であり、「リリーフ投手」としての訓練に不可欠です

宮西は自身のトレーニングスタイルとして、「メンタルを鍛えるため」と語り、厳しい練習に励みました

厄を気にしないポジティブ思考

 今年が前厄という宮西投手は、「厄が来ないように祈るばかり」としつつも、「気にしないのが一番いい」と強調

万が一何か起こったとしても、その原因を前厄に求めるつもりだと冗談を交えて話しました

このようなポジティブ思考は、精神的にも成長を促進する要素の一つです

私生活の災難と練習の重要性

 私生活では、夫人の愛車が強風の影響で隣の車にぶつけられるという小さなアクシデントが発生しました

「新車を納車したのが11月なのに、3カ月で不運に見舞われるとは…」と、苦笑いを浮かべました

しかし、宮西は「練習が最大の厄払い」とし、永遠の昭和男児として根性論を貫く姿勢を強調しました

新たなタイトル獲得に向けて
 宮西投手は、歴代最優秀中継ぎ投手の年齢記録を塗り替えることを目指しています

これに成功すれば、プロ野球史上最年長のホールド王となるわけですが、「まずは1年間、1軍で戦いたい」と目標を掲げ、確実なステップを踏もうとしています

通算900試合登板も目前に迫っており、今後の活躍が期待されています

今回の宮西投手の自主トレの取り組みからは、厄を気にすることなくポジティブに捉え、メンタルの強化を図っている姿勢が伺えます。特に、走り込みなどの基礎練習を重視する考え方は、長年の経験に裏打ちされたものであり、他の選手にも刺激を与えることでしょう。
キーワード解説

  • ブルペン投球とは?:投手が実戦と同じ条件でボールを投げる練習のことで、ストライクゾーンにボールを的確に投げる技術を磨く重要なトレーニングです。
  • リリーフ投手とは?:試合中に先発投手が投げ終わった後に登板する投手のことで、特に試合後半での投球が要求されます。危機的な場面でチームを救う役割を担います。
  • 前厄とは?:もともと日本の伝統的な考え方で、厄年の前の年で、特に注意が必要とされるとされる年です。悪いことが起きやすいとされ、予防策が考慮されます。

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