中日・大野が自己最多タイの11勝目、巨人との対決で見せた修正力

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◇セ・リーグ 中日5―2巨人(2025年9月21日 バンテリンD) 中日ドラゴンズの大野雄大投手が、読売ジャイアンツのエース、田中将大投手との「88年生まれ対決」を制し、6回を投げて2失点という力投を見せました

この試合で、大野は自己最多タイとなる11勝目を挙げ、バンテリンドーム名古屋では川上憲伸と並ぶ球団歴代2位となる通算59勝目を達成しました

「マー君も気合入っていたと思う

僕はまだ100勝も届いていない中で、ほんまに凄い人ですから

今回は野手のおかげです」と大野は試合後、田中の実力に敬意を表しつつ、チームメイトの支えに感謝を述べました

試合は初回に先頭バッターから4連打を浴びていきなり2失点するという厳しいスタートでしたが、大野はベテランの実力を発揮し、修正力を見せました

特にツーシームとカットボールという二つの軌道の異なる変化球を駆使することで、要所を締め、田中も許した8安打に対して安定した投球を展開しました

この勝利で中日は本拠地最終戦を2連勝で締めくくり、井上監督は試合後のセレモニーで来季の巻き返しを誓いました

「来年は球団創立90周年、節目の年

残り6試合、来年につながる試合をやり遂げたい」と述べ、5年連続Bクラスからの逆襲へ意欲を燃やしました

この試合の大野選手の投球は、彼の経験が生かされた素晴らしいものでした。特に初回の失点後に冷静に修正できた点が印象的です。来季に向けての意気込みも感じられ、チーム全体の士気も高まっているように思えます。
キーワード解説

  • ツーシームとは? ツーシームは、投手が投げるストレートの一種で、ボールがバッターに向かって直進しながらも少しだけ横に曲がるような変化を持つことが特徴です。
  • カットボールとは? カットボールは、通常のストレートよりも少し軌道が横に切れる球で、バッターの打球を外させる目的で投げられます。投手にとっては非常に効果的な球種です。

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