エースである伊藤大海投手には、プロ5年目にして初めての中4日での先発という重責がかかっていたが、チームは勝利を手にすることができなかった
試合後、伊藤投手は「先制点を与えてしまって、流れを作りきれなかった
今日求められていたクオリティーとはかけ離れていたのかな」と、悔しさをにじませた
伊藤投手は第2回表で、先頭バッターのソト選手に先制ソロホームランを浴び、その直後に連打を許し、2点目を失うという厳しい立ち上がりを見せた
しかし、試合の進行につれて次第に立て直しを図ることができた
6回には2死三塁のピンチも切り抜け、71球まで投げた後、ベンチで新庄監督と意思を確認
伊藤投手は「行かせてください」と伝え、続投を果たした
結果として、7回を103球投げて2失点というまずまずの内容をもってマウンドを降りた
今回の中4日での登板は、伊藤投手にとって未知の経験であったが、「意外といけた」という感触を得た様子
しかし、ペース配分に関しては「初回にいきすぎてしまって、その結果として二回の連打につながった」と反省の弁を述べた
残り試合での先発プランもある中、「1試合でも多く投げられるようにケアしていきます」と意気込みを語った
試合結果には満足できない日本ハムであったが、ソフトバンクの敗戦により、優勝へのマジックナンバーは1つ減少し、6となった
ゲーム差は変わらず2.5差のままであり、新庄監督は広報を通じて「明日!明日!」と短いコメントを残した
残り試合が7試合ある中、まずは23日の本拠地シーズン最終戦を勝利で飾り、希望を繋ぎたいところだ
今回の試合では日本ハムが敗北したものの、エースの伊藤投手は内容的には良い球を投げていたと言えます。特に、試合の中で修正を見せることができた点は今後の成長につながるでしょう。残り試合も少なくなってきた中で、チーム全体が一致団結して勝利を目指す姿勢が求められます。
キーワード解説
- クオリティーとは?:クオリティーとは、投手の投球の質を指し、相手チームに与える得点をいかに抑えるかという指標の一つです。
- 先制ソロ:先制ソロとは、試合の最初で、バッターが一人でホームランを打って、相手チームに最初の得点を与えるプレーのことを指します。
- 続投とは?:続投とは、投手が試合中に交代せずに、同じイニングまたは次のイニングも投げ続けることを指します。

