元西武・伊藤翔、メキシコリーグで新たな挑戦を開始

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元西武の伊藤翔投手、メキシコで新たな挑戦

2024年オフに埼玉西武ライオンズから戦力外通告を受けた伊藤翔投手は、現在メキシコのメキシカンリーグに所属するカンペチェ・パイレーツでプレーを続けています

伊藤投手は、入団4年目の2021年に右肘のトミー・ジョン手術を受け、その後育成契約に移行しましたが、支配下復帰は果たせませんでした

西武では合計4度の戦力外通告を受けながらも、メキシコという異国での野球を選んだ背景には、より広い視野での挑戦と成長を求める気持ちがありました

トミー・ジョン手術とは、肘の内側にある靭帯を再建する手術で、特に投手にとっては重要な手術です

伊藤投手は、「NPBのチームに戻れるのが一番でしたけど、それができないなら、世界各国いろんなところで野球をやっている選手がいる

自分もそういう経験をしたら、何か新しいことに気づくんじゃないか」と語り、家族の支えを受けてメキシコシティ・レッドデビルズに入団しました

レッドデビルズは昨シーズンにメキシコ王者に輝いた強豪チームで、スプリングトレーニングには約30人の投手が参加しました

その中にはメジャー経験者も含まれ、競争が激しい環境が整っています

加えて、伊藤投手の日本人同僚、昨シーズン楽天でプレーしていた安樂智大投手の存在が大きな助けとなっています

安樂投手は、技術面だけでなく生活面や栄養についても的確なアドバイスを行っており、伊藤投手は毎日一緒にキャッチボールをしながら相互に刺激を受けているといいます

伊藤翔投手のメキシコリーグでの挑戦は、単なるキャリアの延長ではなく、自らの成長を求める姿勢が際立っています。支援してくれる家族や先輩の存在も、大きな励みとなっているようです。新たな環境での経験が、彼自身にどのような影響を与えるのか、今後の展開に注目したいです。
キーワード解説

  • トミー・ジョン手術とは?肘の内側にある靭帯を再建する手術で、投手にとっては非常に重要な手術です。

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