刺殺とは、守備選手がフライやライナーを捕球して打者をアウトにしたり、打者走者を送球でアウトにした場合に記録される統計です
走者に直接タッチしてアウトにする場合も含まれます
刺殺と補殺の違い
刺殺としばしば混同されるのが「補殺」です「補殺」とは、守備選手が間接的にアウトにすることを指し、守備選手が打球を処理し、他の選手に送球してアウトにする場合などが該当します
たとえば、二塁手がゴロをさばき、一塁に送球してアウトになった場合、二塁手に補殺が付き、一塁手には刺殺が記録されます
投手が三振を奪った際には補殺はつきませんが、捕手が捕球した後に送球して走者をアウトにする場合には補殺が付きます
辰己選手の優れた守備力
28歳の辰己選手は、三井ゴールデン・グラブ賞を4年連続で受賞しており、その守備力が新記録樹立に寄与しています外野手の場合、フライやライナーの捕球が主な刺殺の手段であり、辰己選手は広い守備範囲を活かして多数の刺殺を記録しています
補殺の例と注意点
日本ハムの万波中正選手が記録した11補殺は両リーグトップで、外野手の好返球によるアウトを象徴していますこのように、外野手が走者を刺すと表現されることから、刺殺と補殺を逆に理解してしまう人も多いですが、「補殺」の漢字から「アウトの成立を補助する」と覚えておくことが重要です
楽天の辰己選手が2024シーズンに設定した396刺殺の記録は、76年ぶりに外野手のシーズン記録を更新しました。彼の優れた守備力と広い守備範囲が、この偉業を可能にしたと言えます。刺殺と補殺の違いを理解することも、野球観戦をより楽しむポイントです。
キーワード解説
- 刺殺とは？：守備選手がアウトを記録するためのプレーの一つで、捕球や送球によって打者や走者をアウトにすることを指します。
- 補殺とは？：守備選手が間接的にアウトにするプレーの一つで、ボールを処理した選手が次の選手に送球してアウトを取ることを指します。
- 三井ゴールデン・グラブ賞とは？：日本のプロ野球において最も優れた守備を行った選手に贈られる賞です。
