ヤクルト・塩見泰隆、契約更改で減俸も復活へ意欲的な姿勢

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ヤクルトの外野手、塩見泰隆選手(32)が12月5日、東京の球団事務所で契約交渉を行い、年俸5700万円からの減額で契約を更改しました

塩見選手は昨季に左膝の大怪我を経験し、その影響で減俸に至ったことについて「去年同様に大きな怪我をしてしまったのは致し方ない

悔しい気持ちもあるが、来季はしっかりと復活し、チームに貢献できるよう努力する」と前を向く姿勢を示しました

今季、塩見選手は膝の怪我からの復帰を目指してトレーニングを続けていましたが、開幕直前のオープン戦で不幸にも左前十字靭帯を損傷

靭帯とは、骨と骨をつなぐ組織で、特にスポーツ選手にとって重要な役割を果たします

その結果、4月に手術を受けリハビリ生活を余儀なくされました

リハビリ期間中、塩見選手は再発を防ぐためトレーニングを見直し、特に「滑った際に再発しないよう意識して、強い体を作ること」に注力しています

「去年は慎重になりすぎたが、今年は少し攻めの姿勢でトレーニングを行う」と彼は新たなアプローチについて語りました

復帰を果たした今季は、9月28日の巨人戦で1軍に昇格し、「1番・中堅」の打順でスタメンに名を連ねましたが、リハビリの影響で試合には出場できませんでした

リーグ連覇を果たした2021、2022年には「1番・中堅」を任されていたことから、出場への強い意欲を語り、「ただ試合に出るだけでなく、活躍したい気持ちが強いので、ポジションや打順にはこだわらない」と述べました

今オフには、ポスティングシステムを通じてメジャーリーグへの挑戦を目指す同期入団の村上選手と切磋琢磨する意向を示し、「お互いが活躍することで、励み合える関係です」と安心させるように語りました

「膝が完治した状態で来季は丈夫な体でチームに貢献したい」と語る塩見選手は、球界最年長の投手、石川選手から授かった「百折不撓」という言葉を胸に刻み、何度も挑戦する意志を持って来季のグラウンドの輝きに期待を寄せています

塩見選手が契約更改の中で示した前向きな姿勢は、選手としての意欲を強く感じさせました。一度の怪我を乗り越え、再びチームに貢献しようとするその姿は、多くのファンに希望を与えるものとなるでしょう。同期の村上選手とのライバル関係も、今後の活躍に期待を持たせます。
キーワード解説

  • 靭帯とは? 骨と骨をつなぐ組織で、特にスポーツ選手には非常に重要です。怪我をした場合には、靭帯の修復やリハビリが不可欠です。
  • 減俸とは? 契約時の給与が減ることを意味します。選手の成績や怪我などによって、年俸が見直されることがあります。
  • ポスティングシステムとは? MLB(メジャー・リーグ・ベースボール)への移籍を希望する選手が、その権利を球団に売却し、他球団と交渉できるシステムです。

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