新庄監督が語る宮西尚生の通算900試合登板達成と今季の目標

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新庄監督の目標、宮西尚生投手が通算900試合登板達成

日本ハムファイターズの宮西尚生投手が、22日にエスコンフィールドで行われたロッテ戦において、プロ野球の通算900試合登板を達成した

18年間、チームに尽力し続けた“北の鉄腕”がまた一つ新たな勲章を手にした瞬間、球場には大きな歓声が響いた

宮西投手は、5回の1死一、二塁という緊迫した場面でリリーフとして登板し、観客からの温かい声援を受けながらマウンドに上がった

新庄監督は、投手が登場する際、リリーフカーに乗って現れる彼を支え、ボールを直接手渡すことで祝福の気持ちを表した

宮西は、2007年に大学生・社会人ドラフトで3巡目指名を受けて日本ハムに入団以来、チームのためにひたむきにプレーを続けてきた

彼のキャリアは、パ・リーグの新記録である14年連続50試合以上登板の実績も残しており、昨年8月4日には史上初の通算400ホールドを達成している

このホールドは、試合の勝利へ貢献した投手に与えられる称号で、現在では424ホールドまで数字を伸ばしている

今回の900試合登板は、プロ野球史上でも歴代4位に位置付けられ、現役の選手の中ではダントツの成果である

新庄剛志監督は「今シーズンの目標が3つあり、ひとつは優勝、もうひとつは大怪我をさせない起用法で勝利を狙うこと、そして最後に宮西くんの900登板を実現させること」と語っていた

監督がこの試合で最後のアウトを任せるつもりだったが、9回1死一塁の場面で不運な併殺が発生し、その機会を逸した

しかし、宮西の900登板達成の瞬間が意図されていたエスコンフィールドで実現したことで、監督の期待も見事に叶えられた

今回の宮西尚生投手の900登板達成は、彼の努力と根気強さの賜物です。このような偉業を成し遂げるには、肉体的なコンディションはもちろん、メンタル面での強さも求められます。新庄監督のシーズン目標には選手を労わる姿勢が感じられ、特に怪我を避ける運用が重要であると認識しているのが印象的です。
キーワード解説

  • 900試合登板とは?プロ野球選手が公式戦に登板した回数が900回に達することを指します。これは、選手が長期間・高頻度で試合に出続けてきた証拠で、投手としての安定性と能力を示すものです。
  • ホールドとは?試合中に自チームのリーダー的役割を果たす投手が、試合をリードしたまま次の投手にバトンを渡す際に得られる称号のことです。この記録は、投手の貢献度を計る重要な指標となっています。
  • 新庄剛志監督とは?元プロ野球選手であり、主に内野手として活躍した後、監督としても注目を集める存在。彼は斬新な采配やチームビルディングにおいて独自のスタイルを持っています。

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