プロ野球セ・リーグ:各地で熱戦続く、デビューの高卒ルーキーが初ヒットを記録
2025年9月23日、プロ野球セ・リーグにおいて各地で行われた3試合で、勢いを増すチームの動きや新星選手の活躍が見られました特に注目を集めたのは、2位のDeNAと首位の阪神が対戦した一戦です
DeNAと阪神の接戦
DeNAは、試合の初めに筒香嘉智選手の18号ソロホームランで先制しますここでの「ソロホームラン」とは、塁上に走者がいない状態で打たれたホームランを指します
続く5回には桑原将志選手がタイムリーヒットを放ち、勝ち越しに成功しましたが、阪神も6回に追いつき、試合はそのまま延長戦に突入しました
延長11回にはDeNAが満塁のチャンスを迎えましたが、得点を挙げることができず、最終的には2-2の引き分けに終わりました
阪神は及川雅貴投手が17試合連続でホールドを記録し、これは藤川球児監督が持つプロ野球記録に並ぶ偉業です
広島が巨人を完封
5位の広島と3位の巨人の対戦では、広島が5-0で完封勝利を収めました広島は初回に末包昇大選手の2点タイムリー、続いて中村奨成選手の第9号2ランが飛び出し、序盤からリードを奪いました
先発の玉村昇悟投手は6回無失点の好投を見せ、6勝目を手にしました
巨人の戸郷翔征投手は4回5失点で9敗目を喫しました
中日の勝利とルーキーのデビュー
4位の中日は、6位のヤクルトに3-0で完封勝利しました4回には上林誠知選手が17号の2ランで先制し、9回には細川成也選手の18号ソロで追加点を挙げました
先発のマラー投手は6回途中無失点のピッチングで4勝目を記録し、守護神の松山晋也投手は44セーブに達し、巨人のマルティネス投手に並びました
高卒ルーキーが初ヒットをマーク
この日、高卒ルーキーたちの快挙もありました広島の中村奨成選手が9号ホームランを放ち、また巨人の石塚裕惺選手が代打でプロ初ヒットを達成しました
中日からは森駿太選手がスタメン出場し、プロ初ヒットを打つなど、若手の成長が窺えました
試合結果一覧
| 試合 | スコア | 勝利投手 | 敗戦投手 | 本塁打 |
|---|---|---|---|---|
| DeNA vs 阪神 | 2-2 引き分け | - | - | 筒香嘉智18号、大山悠輔12号 |
| 広島 vs 巨人 | 5-0 | 玉村昇悟(6勝8敗) | 戸郷翔征(7勝9敗) | 中村奨成9号 |
| 中日 vs ヤクルト | 3-0 | マラー(4勝8敗) | 下川隼佑(1勝1敗) | 上林誠知17号、細川成也18号 |
キーワード解説
- ソロホームランとは?:塁上に走者がいない状態で打たれるホームランのこと。
- ホールドとは?:リリーフ投手が試合の勝利に貢献するために必要な条件を満たした状態を指す。

