特に9月までCS圏内に位置していたが、最終的にはその可能性が消えてしまった
中日OBの武田一浩氏は「善戦した」と評価している
覚悟は強いがつまずきも
中日ドラゴンズがCS進出を逃したのは、9月6日の巨人戦での逆転負けが大きな要因だった当時、チームは1点リードで迎えた9回裏、守護神の松山晋也が打たれて逆転を許し、痛手となった
この試合の結果、強い意欲を持っていたクライマックスへの道が一気に閉ざされてしまった
「去年よりずっと強い」評価の理由
それでも武田氏は「去年よりずっと強い」と評価しており、その理由には新監督の井上一樹氏の存在があると語る井上監督はムードメーカーとして選手たちとの距離を縮め、チーム全体を活性化させているという
また、今シーズン加入したボスラー選手も、本塁打を13本打つなど攻撃陣を支えた
投手陣の課題と希望
一方でエースの高橋宏斗選手は7勝10敗と勝ちを収めることができず、コントロールに問題が見られる特に問題視されているのは、5回を投げるのに100球を超える試合が多い点だ
そんな中、36歳の大野雄大選手が11勝4敗、防御率2.10という好成績を残し、チームに貢献している
中日ドラゴンズはクライマックスシリーズ進出を逃したものの、選手たちの個々の成長やチーム全体のムードの改善が見られることは今後の希望につながるでしょう。特に井上監督の影響でチームが活性化している点は評価されるべき要素です。来シーズンに向けて新たな目標と成功を期待したいところです。
キーワード解説
- クライマックスシリーズとは?:プロ野球におけるプレーオフの形式で、各リーグのレギュラーシーズンの上位チームが争い、最終的に日本シリーズ出場を目指すゲームです。
- 守護神とは?:野球において試合の終盤を担当する投手で、主にゲームを締めくくる役割を持つ選手のことを指します。
- 防御率とは?:投手がどれだけ自分の投球によって得点を許さなかったかを示す指標で、数が低いほど優秀な成績とされます。

